カメラを片手に

ヤナギの花が咲きそう

曇り空の奈良の朝は6.7℃と暖かで、日中にかけ南からの暖気で17.8℃迄に。
だが夕方からは雨の予報で、明日土曜日昼前まで一時前線の通過に従い、
雷を伴った春の嵐になると。
     10時

雨の降らないうちにと昼前に出かけた今日の散歩は谷筋の遊歩道、梅の木が
十数本あるのですが、白梅は散り、紅梅も盛りを過ぎたよう。
     

少し芽吹き始めたような雑木に、スズメよりちいさな鳥が飛び交い囀れば、
谷筋に響く。この鳥、尾が長く、大きさから多分「オナガ」と思うのですが、
     

トリミングすれば、黒い帽子をかぶり翼は短かく幅広で「オナガ」ですね。

上ばかり見ていると、あのメタセコイアの上部中ほどにある鳥の巣は視線の先
、葉が落ちはっきり確認できるが、気になるのは手前の『コブシ・辛夷』、
上部はもう花が咲いているのに、地上近くの蕾は鞘を被ったものが多い。
谷筋ですから下の方が寒いのでしょうね。

上ばかり見ていると、『シダレヤナギ』 も芽生えているとおもえば・・・
葉の根元から小さな松ぼっくりみたいなのが見える。剪定されすぎて枝先が
私の頭上で風に揺れてここから別名「風見草、遊び草」と呼ばれるようだ。
     

雌雄異株で、花は尾状花序という小さい花の集まった穂状を呈している。 
雌花のようだが?

「ヤナギ」は今日の誕生日の花で、花言葉は「愛の悲しみ」と

弥生時代の遺跡から出土しており、大陸から渡来したとされ、
漢字で書けば表記は「柳」と「楊」の二つある。
」はシダレヤナギやウンリュウヤナギのように枝が垂れ下がる種類、また
」はネコヤナギのように枝が立ち上がる種類として区別するとされるが、
現在の中国では、ヤマナラシ亜科・属の中国名は「楊(よう)」である。

柳と楊は万葉集で区別されるそうで、早春のものとして梅の花や鶯と合わされ
て詠まれ、梅の花が咲くころ、芽吹き青柳としても登場している。
 例として万葉集巻五 821 沙弥満誓(しゃみのまんぜい) 
青柳梅との花を折りかざし飲みての後は散りぬともよし
「阿乎夜奈義 烏梅等能波奈乎 遠理可射之 能弥弖能々知波 知利奴得母與斯」
訳)青柳を折り梅をかざして酒を飲んだ後は、もう散ってしまっても満足だ。

山の際の 雪は消ざるを 水霧らふ 川の柳は萌えにけるかも』巻十 1849
「山際尓 雪者零管 然為我二 此河楊波 毛延尓家留可聞」
訳)山のほとりの雪はまだ消えていないが 
       水があふれ流れる川沿いの柳はもう芽吹いてきた

帰り道、あるお宅の「ネコヤナギ」、芽吹くどころか、白い花穂から一部には
花が咲き、その色は黄色で、紅色が混ざることから雄花、雄の木ですね。
     ネコヤナギ

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