物置作りに最低限必要な木工道具を用意
小さな物置作りに挑戦基礎編で、コンクリートブロック積み基礎の作業過程を紹介してまいりましたが、いよいよ軸組み躯体を加工し上棟していく過程を掲載していきます。
物置とは物を保管貯蔵する工作物で、材質で分類すればスチール製と木製が考えられる。単に木製と一口で言ってもツーバイフォー構造とミニログハウス構造と在来軸組構造などがあるね。
わたしがチャレンジした構造は、柱・梁・土台の部材を継手・仕口などほぞ・ほぞ穴を使って躯体を支える構造の最も簡単な構造だ。
どの構造でも木製である限り、木材を切ったり、削ったり、穴を開けたり、溝を掘ったりするための木工道具(電動工具も)が最低限必要になる。
だからといって大工さんのような大工道具一式を揃える必要はない。造作する部材は少しなので、手間は掛かるが手持ちの道具を応用して乗り切ることもできる。
ホームセンターで販売している木材の表面は綺麗に仕上がっているので、電動カンナはなくても済むが、電動丸ノコ、インパクトドライバーは揃えたいパワーツールだ。
わたしは物置を作るのが初めてなので、ノウハウ本(木材加工の基礎的な知識や手順などの情報誌)を探していた。プロではないが規模が大きな二階建て建物を自分で作ってしまう実践記録本を本屋で見つけた。
右の本が『自分で我が家を作る本(氏家誠悟著 山海堂発行)』である。
この本は非常にわかりやすく、わたしが目指すものは「小さな物置」であるが、ど素人でもできそうな気にさせてくれ、木材加工などのノウハウを多く得られたことがよかった。この他に色々と作られているようで、著者:氏家誠悟 氏のホームページのWebアドレスをリンクしました。ためになること間違いなし!
鋸と金槌があれば木工製作はできるだろうが、綺麗な仕上がりと細かい造作を求めるためには、ある程度のパワーツール(電動工具類)が無いと難しいと実感する。
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