終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

クマ笹の春支度をやらないと

2022年03月04日 | 田舎暮らし

冬の庭にパンジーやビオラなど寒い季節でも花のある庭があるお宅が羨ましい。北側斜面の我が家では樹木等の陰になって、日照時間が極端に少なく花を植えても育ちません。日当たりがいい近所の庭を見ると寂しくなる。

しかし悪いことばかりではないと気を取り直す。中高木の半日陰斜面、水はけが良いからヤマユリの生息に適地のようだ。

ヤマユリが終わったら何もない寂しい斜面になってしまう。デッキ前にギボウシ花壇を作りクマ笹で縁どりして、少しでも寂しくならないようにと植えた。

四月から冬まで緑のクマ笹の縁どりが通路を際立たせる。冬になると府が入り冬のたたずまいにしてくれる。クマ笹がないとただの斜面、物足りない風景だ。

クマ笹の存在がこの斜面にとって必要不可欠な植物だと実感するが、クマ笹をそのまま放置していくと1メートルほどの背丈になり荒れ地と化してしまう。

クマ笹の地下茎は四方に伸びて広がる。植生範囲を抑えこむには徹底した管理が必要で、地下茎が伸びて出た新芽を追っかけて刈り取っていく。

春を前にして、クマ笹には新芽が出ている。地面に近い10センチほどの新芽を残して上を刈り取る作業が欠かせない。

新芽が伸び、分岐を繰り返し30センチほどに収まるように芯止めして見守る。実に手間のかかる植物なんだが、これがあると無いとでは景観が違う。

電動バリカンで葉部分の頭頂部を刈り取った後に、剪定はさみで丁寧に新芽を残して低くなるように刈りこんでいる。春を前にしてクマ笹の刈りこみがやっと終わった。やることがいっぱいあって嬉しい。