
これは豊かな森の中の池。
実は東京都心、目黒の自然教育園の中だ。
ここにはいろんな野草が自然のままにある。

イヌヌマトラノオ(サクラソウ科)
池の周りにはさまざまな植物が見られる。
オカトラノオが丘や高原で咲くのに対して、
沼地や湿地で咲くヌマトラノオという花がある。
イヌヌマトラノオはオカトラノオとヌマトラノオの自然交雑種だそうだ。

花の一つ一つはオカトラノオによく似ている。

ナガボノシロワレモコウ(バラ科) 長穂の白吾亦紅
これは初めて見た。湿地に多いらしい。

白いのに吾も紅とは面白いが、花が咲くと赤紫の葯が目立つ。

ワレモコウ(バラ科) 吾亦紅
これは大和市の泉の森の池の傍に咲いていたものだ。

これから野原などで見かけることも多くなりそうだ。
こちらの葯は黄色い。

キンミズヒキ(バラ科) と ミズヒキ(タデ科)
園内あちこちで、ミズヒキに続いてキンミズヒキが咲き始めていた。

キンミズヒキという名前だが、もうひとつ水引らしさを感じない。

ダイコンソウ(バラ科)
近くにやはりバラ科のダイコンソウの花と実があった。
この実もヒッツキムシになって運ばれていくのだろう。
白いのに吾も紅。なるほどこの言葉を覚えておけばワレモコウがわかりやすいです。
トラノオはやはり自然交雑種があるんですね。スイポテさんが悩むわけです。
ミズヒキとキンミズヒキは仲間が違ったんですか。ややこしい。
目黒の自然教育園、植物園ではなく教育園なんですね。
人々に自然を教え、自然を育て、育てることの大切さも教える、ということなんでしょうか。
オカトラノオと穂が曲がるがヌマトラノオは穂が直立するそうです。交雑したイヌヌマトラノオはやはり中間的です。
自然教育園は国立科学博物館の付属です。
観察会、自然教室、講座なども行われます。
Google Earthなどの衛星写真を見ても
大阪より東京の方が緑が多いようですからね。
でも、こういう野草が自然のなかで咲いているのがいいですね。
万博公園も緑は多いですが、やっぱり作られた公園で、
こういう自然な野草はないですからね。
トラノオなんていう恐そうな名前を変えた
方がいいですね。
オオバギボウシは、正覚寺へ行ったときに
みましたが、こんなきれいは色ではありませんでした。
野草にもくわしいんですね。
あちこちへ出かけられてよく研究されて
いるのでいつも感心しています。
でもなかなか覚えられないです。
野草がお好きなんですか?
何度も眺めては写真のきれいさにも
感動しています。
カメラが違うのでしょうか?
白いワレモコウですか。はじめてです。
行きたくなりました。
隣の庭園美術館にも寄られましたか?
それではまた
コバギボウシは紫の具合がいいでね。
家の庭に咲く花も綺麗なものが多いですが、林などを歩いていて野草の花に出会うとふと立ち止まります。
シロワレモコウは初めて見ました。面白い花があるものですね。
庭園美術館も立ち寄りました。今回はアールデコでしたが、時間の都合で庭だけにしました。
ちかごろ全然行っていません。
ちょっと前に行かれた方がコバノカモノツルを上手に撮っておられましたが・・・
山野草は本当に同定がむつかしいですよね。
今浄土平で撮ったものをみなおしているのですが、半分くらいおなまえが判りません!
おーちゃん、ぜひ教えてくださいませ。
山野草に詳しくないので見過ごすことが多いし、同定もなかなか自信ができません。
コバノカモメヅルには気づきませんでした。
浄土平には珍しい花がたくさんあったでしょうね。見せていただくのを楽しみにしています。