ハルジオンなど 2009-05-16 08:08:22 | 近所 ハルジオン(キク科) 野原でも畑の回りでも、たくさんのハルジオンが今を盛りと咲いている。 もう少し小さくて黄色い花も負けていない。 オニタビラコ(キク科) 茎の先に頭花がいっぱいだ。 たくさんの綿毛を飛ばして子孫繁栄まちがいなし。 ジシバリ(キク科) オニタビラコより背が低いジシバリはコンクリートやレンガの隙間にも生えて、逞しい。
小さなアオイの花と・・ 2009-05-15 07:00:40 | 近所 キクノハアオイ(アオイ科) 市民の森の入口に今年もキクノハアオイが咲いた。 2年前に見て以来、ほかの場所では見ていない。 帰化植物なのに旺盛ではないので、今後どうなるのか注目している。 ゼニバアオイ(アオイ科) 道路の真ん中に堂々と勢力を張るのはゼニバアオイだ。 キクノハアオイと違って畑周りを中心にあちこちで見かける。 森のまわりの明るいところを忙しげに動く青い虫がいた。 調べて甲虫の仲間のアオオサムシというものと分かった。 ほとんど飛べなくて地面を歩いてミミズやダンゴムシを探して食べるらしい。 飛ぶものとしては、こんなチョウがいた。 こういうのはサトキマダラヒカゲと思っていたが近縁にヤマキマダラヒカゲがあるという。 区別点があるらしいが、どちらの特徴もあるように思えて判断がつかなかった。 公開予約記事です。
ハンショウヅルとワニグチソウ 2009-05-14 06:30:18 | 近所 市民の森にハンショウヅルが咲いていると教えてもらったので、 仲間たちと見に行った。 花の数は少ないが蔓や葉は広がっている。 今後たくさん咲くようになるといいのだが。 ハンショウヅル(キンポウゲ科) ハンショウヅルは学名を Clematis japonica というぐらいだから、 クレマチスの日本の原種の一つなのだろう。 半鐘のような赤紫色の萼片が1枚ずつポロポロと落ちて、たくさんの雄しべが見える。 雄しべも落ちて雌しべの集まりが姿を現しているのもあった。 いずれセンニンソウに似たような実ができる。 ワニグチソウ(ユリ科) 同じように鐘を吊るしたようなワニグチソウも見ごろになった。 ホウチャクソウ(ユリ科) こちらのホウチャクソウとはちがって、2枚の苞を笠にしているかのように花が咲く。 この2種は同じように見えて別の属だ。 そのあたりは昨年の記事で触れた。 ワニグチソウ 突然変異だろうか、一株だけ斑入りのものがあった。 昨年も書いたが、花筒の先端だけが6つに分かれ 花筒と合体した6本の花糸が先のほうで分離して葯が花柱を取り囲んでいる 本日は1泊で出かけますので、コメント関係は遅れます。 よろしくお願いします。
ユキノシタなど 2009-05-13 07:50:56 | 近所 ユキノシタ(ユキノシタ科) 茎の先からユキノシタが咲き始めた。 昨日はずいぶん花が増えていたが、やっぱりそれぞれの花序の先から咲いている。 後ろのほうの薄紫はミヤコワスレ。 ミヤコワスレ(キク科) 佐渡へ島流しになった天皇がこの花を見て「都を忘れよう」としたとか。 ワスレナグサ(ムラサキ科) 家の庭には園芸種と思うがワスレナグサも咲いている。 こちらはドイツの騎士が川に流されて最期に恋人に向かって、 この花を投げながら「私を忘れないで」と言ったとか。 バックの黄色いのはパンジー、すぐそばの白い花はノースポール。 ノースポール(キク科) 長いこと咲いてくれている。
近所に自生する花 2009-05-12 07:53:55 | 近所 近所の高校の裏側の坂道を、生徒たちがダッシュして駆け上がるような練習を繰り返していた。 コゴメウツギ(バラ科) そばにコゴメウツギの小さな葉がたくさん咲いていた。 ウツギという名前が付くのは茎が中空だからで、 ユキノシタ科やスイカズラ科に何種類か見られるがバラ科は珍しい。 5枚の細長い花弁の間にある萼片まで白くて花弁が10枚かと見えるのもユニークだ。 ノイバラ(バラ科) 近所ではノイバラもところどころで見られる。 住宅街になるずっと前から自生していたのだろう。 小型で白い花だけれど、大きくて華やかな園芸のバラの原種にもなったそうだ。 サンショウバラ(バラ科) 近所では1か所だけ見られるサンショウバラも富士・箱根付近に自生した原種だそうだ。 葉の形がサンショウに似ていることから命名されたのだろう。
似たような花たち 2009-05-11 07:11:26 | 近所 ヘビイチゴ(バラ科) 道端などで似たような黄色い花が見られる季節だ。 キジムシロ、ミツバツチグリやオヘビイチゴと違って、 ヘビイチゴは赤い実がなる。 ヤブヘビイチゴ(バラ科) ヤブヘビイチゴも赤い実がなり、ヘビイチゴの仲間だ。 萼(副萼片)が花弁の外側にはみだす点でヘビイチゴと区別できる。 ケキツネノボタン(キンポウゲ科) ケキツネノボタンは葉などの姿や実の形も違うのでヘビイチゴとは区別できるが、 キツネノボタンとの区別は難しい。 全体に毛があることのほかに、果実の先がほとんど曲がらない点が違う。 タガラシ(キンポウゲ科) 田んぼの近くで見つけたタガラシも黄色い花だけれど、 萼片まで黄色いし草姿もキツネノボタンとは違って見える。 また実がちょっと細長いので簡単に区別できる。
つづけて白い花 2009-05-10 07:00:52 | 近所 春先は黄色い花が目立ったが、この時期は白い花が多い。 エゴノキ(エゴノキ科) 近所ではミズキとともにエゴノキも数が多い。 無数についた白い花をよく見ると、雄しべ5本それぞれの内側に葯が付いているのが面白い。 ハクウンボク(エゴノキ科) 仲間のハクウンボクも咲いているころと確かめに行ったら、 雨の間に時期が過ぎていたようだ。 エゴノキに比べて花の感じも多少違うが、葉っぱが大きいので見分けがつく。 木の花ばかりでなく草花も白いのが咲いている。 ウシハコベ(ナデシコ科) ウシハコベはハコベやコハコベと違って雌しべの柱頭が5裂する。 コハコベに比べてだいぶ大きいが、萼が花弁と同じぐらい長いのも特徴だ。 このところ白い花が続いたので、ちょっと色を加えたい。 タツナミソウ(シソ科) 市民の森で今年初めてのタツナミソウ・・・これからどんどん咲くことだろう。
白い花の木 2009-05-09 09:00:09 | 近所 サワフタギ(ハイノキ科)沢蓋木 市民の森の中で枝を長く伸ばして、白い花をたくさんつけている木があった。 1cmもない小さい花だが雄しべが目立つ。 秋には瑠璃色の実がなるそうで楽しみだ。 イヌザクラ(バラ科) 森のはずれに咲く白い花はイヌザクラだった。 ウワミズザクラにも似るが花序の柄に葉がつかないので区別できる。 花弁が落ちやすいので黄色っぽく見えることもある。 ミズキ(ミズキ科) 花弁が4枚で雄しべも4本のこの花はミズキ。 ミズキは市民の森だけでなく近所のあちこちで咲いている。 たくさんの花でお皿を作っているみたいだ。
オヤブジラミの補足 2009-05-08 15:26:00 | 近所 朝の記事 ↓ ではオヤブジラミの花がぼんやりしか写っていなかった。 午後になって雨が上がったので撮りなおした。 大幅にトリミング拡大してみて、ようやく雄しべが5本らしいと分かる。 こちらでは柱頭の先が二つ見える。 オヤブジラミの実は一つのように見えるが、二つがくっついている二分果だ。
今朝も雨 2009-05-08 08:20:24 | 近所 今朝もしっかりした雨が降っている。 ピカっと光ったと思ったらガラガラ~と、1回だけだが大きな雷に驚かされる。 雨つづきで写真がとぼしくなってきたが・・・ ツルカノコソウ(オミナエシ科) 白い小さな花に、白い綿毛が絡んでいるように見える。 同じ科でもオミナエシやオトコエシは実に綿毛がつかないのに、おもしろいものだ。 この花は咲き始めのころにピンクが混じるので名前に「鹿の子」が入っている。 咲き始めの ツルカノコソウ クリック ツルカノコソウと同じように小さくて、ピンクというか薄紫が混じる花が路傍で盛んだ。 オヤブジラミ(セリ科) 雨に濡れて構造がよく分からないが花弁5枚に雄しべも5本。 こんどゆっくり撮ってみよう。 すでに実っているものもある。 ヒッツキ虫の一種だ。
なんだろう 2009-05-07 08:00:20 | 近所 今月初め、歩いて2~3分のところにある林で、 10mぐらいの高い木の途中から出た細い枝に何か花が咲いているのに気付いた。 近づいてみると黄緑色の小さな花がたくさんついている。 しかし一部に何か感じの違うところがある。 上の二つとその右下の花は花盤の中心が盛り上がり、雄しべまで赤くなっている。 これは何だろう? 雄花、雌花? 図鑑を調べたりネット検索しても、花の名前に行きあたらず半分あきらめた。 ニガキ(ニガキ科) 苦木 きのう別のことを調べていてニガキが出てきた。 雌雄異株の落葉高木で 奇数羽状複葉 小葉は7~13枚 無毛 葉縁は低い鋸歯。 これは雄花で萼片、花弁、雄しべがそれぞれ4~5個、雌しべは退化しているようだ。 雌花は撮れていないが下記のサイトが参考になる。 ニガキ どの部分を味わっても苦いそうだが(花柄は苦かった)、蟻が来ているのが面白い。 葉痕を探してみた。 ニガキの葉痕としてネットで見られるものとそう矛盾はなさそうだ。 これは昨年の秋に別の場所で、「ニガキ」だよと教えられた木だ。 雨の日にこのような模様が見られて面白かったので撮っておいた。 さて先に出てきた赤くなるもの・・・木の名前を調べるのにちょっと邪魔になった。 正体が分かる記述はどこにも見つからなかったが、虫こぶではないかと思っている。
横浜FUNEプロジェクト 2009-05-06 08:18:26 | イベント 県庁を見学した後で大桟橋へ行ったら、大型船は停泊していなかった。 その代わりに大桟橋ホールで、たくさんの船を見た。 開港150周年に向けて2年前から横浜FUNEプロジェクトが行われている。 段ボールなどを素材として150艘のFUNE(船)を制作することにより、 大勢の市民がさまざまなメッセージを船に託して発信(出港)する。 横浜FUNEプロジェクト 募集されたボランティアクルーが制作にかかわる。 ユニークなデザインの船も段ボールを裁断することから始まる。 大人も子供も参加して、1艘作るのに4日ぐらいは掛かるらしい。 段ボールをつなぎ合わせる紐の結び方も工夫がいるのだろう。 どれもユニークなデザインで、どんなメッセージが込められているか興味深い。 全部は無理なので少しだけ載せておく。 黒船来航のときペリーが乗っていたのは、こういう外輪船だったとか。 客車を載せる青函連絡船・・・みなとみらいの場所にあった横浜造船所で作られた。 本牧神社では400年以上も前から「お馬流し」という祭事が行われている。 体長約45cmの茅で作った馬首亀体のお馬6体を神船に載せて沖合で海上に流す。 馬にあらゆる災厄を乗せて海に流し、無病息災や大漁・豊作を願う。 横浜の歴史散歩 どの船も板に載せられロープが付いているので引っ張って移動できる。 天気の良い日にはデッキに持ち出してイベントを行うこともあるようだ。 デッキに上がると汽笛が鳴ったので見ると黒船が出港するところだった。 これは長崎ハウステンボスの「黒船 観光丸」で、 1855年オランダから献上され長崎海軍練習艦として使用された日本初の蒸気帆船を再現した船だ。 Y150の期間中5月6月8月に横浜へ来航して希望者は無料乗船もできるという。
フラワーアートフェスティバルと県庁 2009-05-05 08:29:57 | イベント 横浜の開港博Y150が始まった。 連休中のイベント会場は大混雑するに違いないので、 9月27日までの平日にでも行くこととする。 Y150 の 公式サイト 横浜波止場ヨリ海岸通異人館之真図 代わりに、3日間だけ開催の日本大通りフラワーアートフェスティバルを見に行った。 フラワーアートフェスティバル 公式サイト 北亜米利加人物ペルリ像 バラ約18万本とチューリップ約6万本の花びらを使って、 21枚の巨大な花絵を1800人の市民ボランティアが作成したそうだ。 ボランティアたちは傷んだ花びらを取り替えたり水分を補給したりもしているようだ。 花びらは枝分れした不要なバラをインドから買ったり、 球根成長のために開花すぐに摘み取られたチューリップを新潟からもらったのだという。 コスモフラワー21 絵のデザインは横浜絵に、市民公募の「私の好きな横浜」10点が加わっている。 横浜絵とは開港期から維新期にかけて大勢の江戸の浮世絵師が横浜に送り込まれ、 外国人とその風俗、習慣、黒船や港の風景を描いたものだ。 どの絵も素晴らしいのだけれど、俯瞰できないのが残念だった。 この写真の向こうに見える塔屋は神奈川県庁だ。 平日にも関わらず、その県庁にたくさんの人が入っていく。 連休中に知事室などが一般公開されたからだ。 玄関ホール装飾 神奈川県庁本庁舎は1928年に竣工した4代目だ。 内部はアールデコを基調にしたデザインらしいが、 建築様式に詳しくないので一部を羅列するにとどめる。 踊り場手すり 応接室 応接室天井 暖炉の上の絵に描かれている塔は昔の税関であろうか。 大会議場が資料展示会場になっていて、大勢の人が熱心に見入っていた。 中では「神奈川県鳥瞰図」が面白かった。 1933年に神奈川県観光連合会が発行した宣伝パンフレット「神奈川県観光図絵」の原画で、 縦約1m、横約4.3mの絹本を1932年に吉田発三郎が描いた。 地形は無視されている面もあるが、地名や駅名が多く記載されている。 横浜中心部分に注目すると、下のほうに今はなき根岸競馬場も記載されている。 観光宣伝用だけに箱根が大きく描かれているとともに、 線路のずーっと向こうには名古屋、大阪から下関・門司までの主要駅名が書かれている。
エビネ 2009-05-04 08:45:36 | 近所 エビネ(ラン科) これは鉢植えが何種類かある我が家のエビネの一つ。 エビネの種類はいろいろあるが絶滅危惧のものも多いらしい。 これは市民の森に自生しているエビネ。 以前はもっとあったが、盗掘されて少なくなっているそうだ。
神山滝 2009-05-03 08:20:43 | 近所 頭高山を下って行った道でウマノアシガタを見て、 さらに進むと水の音が次第に高くなって左手に滝が見えた。 神山滝だ。 滝壺まで降りて見上げると、2段に落ちて合わせると15mぐらいだろうか。 降りる途中、滝修行に行って事故死したボクサーのことが頭をよぎった。 近づくと水しぶきが吹いて来て涼しい。 その傍の狭い地面に黄色い花が群生していた。 ミヤマキケマン(ケシ科) ミヤマキケマンはムラサキケマンやジロボウエンゴサクなどの仲間だ。 前に宮ヶ瀬などで見たことはあるが、こんな群生は初めてだ。 滝壺から少し行ったところにもう一つ、小さい滝があった。 そこから新松田駅まで思いのほか距離があり小雨に降られた。