横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

いま咲いている家の花

2009-07-17 07:21:04 | 近所

鉢植えのカサブランカが咲いた。
うまく撮れなかったが花の数が多いので花瓶にも挿した。



庭ではマンリョウが咲き始めている。



雄しべが雌しべに寄り添うようにして5弁の花がたくさんついている。



シベにも花弁にも斑点があるのが面白い。



少し前に咲いていたセンリョウは実り始めていた。

木の花、草の花

2009-07-16 07:14:46 | 近所

今朝は久しぶりに夜明けの散歩をした。



青い空と白い雲がさわやかだが、歩くと夏の暑さを感じる。



(以下の写真は先日撮ったもの)


カクレミノ(ウコギ科)
カクレミノは近所でもよく植えられている木で、
ウドやヤツデなどと同じウコギの仲間らしい姿の実は見慣れている。
今回初めて花を撮った。



5本ある雄しべが落ちる頃には実りの準備が整っている。



葉っぱの中に3裂しているものも見られることから、隠れ蓑と呼ばれたものだろう。


ちょっと地味な木の花だったので、明るい草の花を加えておこう。



境川沿いにたくさん咲いているこの花の正確な品種は分からないのだけれど、
宿根スイトピーではないかと思っている。



経過を見ていないので分からないが、開花するに従って色合いの変化があるのだろうか。



蔓を延ばす茎や葉柄には立派な翼がある。

アカバナユウゲショウ

2009-07-15 07:32:40 | 近所

アカバナユウゲショウ(アカバナ科)
今の時期、野原や畑のそばでたくさん見られるアカバナユウゲショウは、
これまたたくさん生えている月見草(マツヨイグサ)の仲間だ。



中にちょっと色の薄いのがあって、あれっと思った。



形はアカバナユウゲショウに間違いない。



花の径がもっと大きいヒルザキツキミソウに似た色合いだ。


調べると白い花のアカバナユウゲショウもあるらしい。



ヒルザキツキミソウ(アカバナ科)

ニガクサ

2009-07-14 08:06:24 | 近所

一見したところでシソ科の草と分かる。



ニガクサ(シソ科)
山地にあるというが、私の行動範囲では境川沿いのこの場所だけで見るニガクサ。
かなり伸びていて花後の茶色が混じった姿は、あまり綺麗とはいえない。



ぼんやり見ていると見慣れたようなシソ科の花だが、
近寄って見るとちょっとユニークだ。



シソ科の花だから唇状の花弁なのだが上側の帽子のような弁がないので、
シベがむき出しに見える。



4本の雄しべより長く延びた雌しべの先端は2裂している。



花が終わった部分を探してみてもあまりないのだけれど、この分果らしいのが実だろうか。
いろんな図鑑を調べても、実についての記述や画像が見当たらない。


モッコク、モクゲンジ

2009-07-13 08:09:13 | 近所

近所の所々で見る、5m~10mぐらいの木。
遠くからでは目立たないが、よく見ると花が咲いている。


モッコク(ツバキ科 またはモッコク科)
雌雄異株で、これは中心に雌しべが見えて両性花のようだ。



こちらが昨年撮った雄株の花だ。





モクゲンジ(ムクロジ科)
先日(7月7日)にモクゲンジを記事にしたが、花のアップがなかった。

モクゲンジは雌雄同株で、花弁の根元が鮮やかに赤いのが雄花。



多分こちらが雌花。
雌ずいがはっきりしないけれど、不完全な雄ずいが見えている。




帰り道、畑の間を走る道路にキュウリとナスが1本ずつ転がっていた。
どんないきさつがあったのだろうか。

実、花、虫・・・何だろう

2009-07-12 08:10:17 | 近所

こどもの国の外周道路でサクランボよりは小さい実が穂状になっているのを見た。



春に花を見たウワミズザクラの実だ。
黒く熟すと小鳥たちにも人気があるのではないだろうか。





足元を見ると小さな小さな白い花が咲いていた。



似たようなセリ科の花はいろいろあるが、これはミツバだった。

実は家の庭にも咲いている。





よく延びた草の葉の上にフイと飛んできた虫がいた。

3cm近くもあるしっかりした体で、家に帰って調べたらシオヤアブらしい。



しばらく歩いたところで今度は尾の先端が白いのを見つけた。

これまた何だろうと思っていたら、調べてシオヤアブの雄と判明した。
尾の白さから塩屋虻と呼ばれたものか。
コガネムシやトンボにハチまで食べる虫界の殺し屋らしい。



キク科の花など

2009-07-11 08:37:45 | 近所

こどもの国の牧場でのんびりと草を食む馬たち。
長く伸びている草は見えないが根気よく食べている。



突然、ああもういやだ~ とばかりに寝転んで体を左右に揺する。

実は馬は砂遊びが好きらしい。




ノアザミ(キク科)
牧場から外周道路に向かうとキク科の花が何種類か咲いていた。



ノアザミだろうと思って総苞に触ってみると案の定、粘りがあった。




ヒヨドリバナ(キク科)
咲き始めたばかりという様子だったのはヒヨドリバナ。



これからヨツバヒヨドリやフジバカマと続いていくのだろう。



ムラサキニガナ(キク科)
近所の林では暗いところにあったムラサキニガナを道路際で見ることができた。



そして、もう綿毛ができているものもあった。


ヤマユリとトンボ

2009-07-10 07:01:04 | 近所

ヤマユリ(ユリ科)
こどもの国のヤマユリはツボミ固しだった。
咲いているのを見つけた一株は、ほかの草の上に寝そべっているようだった。



オオシオカラトンボ(♀)
外周道路の両側は林や草原になっていて、トンボやチョウなどが飛び回っている。



クロイトトンボをはじめ交尾や産卵をするトンボたちは池など水辺で見られる。
ほかにもオオシオカラトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボなどがいた。



産卵はシオカラトンボのように池の中ではなく、
水面に浮かんでいる木などに産みつけるようで、場所取りが大変な様子だ。



睡蓮の花を撮ろうとしたら、何やら小さいのが動いていた。



まだ色もはっきりしないけれどイトトンボのようだ。



花弁の裏側に覗くヤゴから抜け出したばかりなのだろう。
少しずつ動いて飛び立つ準備をしていた。





アキノタムラソウとホトケノザ

2009-07-09 07:32:11 | 近所

林の中は花の少ない時期だが、ミズタマソウやハエドクソウ以上にアキノタムラソウが目立つ。
少し前に咲いていたタツナミソウに比べると茎が高く延びる。



アキノタムラソウ(シソ科)
夏のはじめから咲くしキク科のタムラソウに似ているわけでもないのに。
アキノタムラソウとは妙なものだ。




シソ科らしく茎が四角い。




ホトケノザ(シソ科)
まだ咲き残っているホトケノザがなんとなく寂しい感じがするのは、
唇弁の斑紋が足りないからかもしれない。



これは今年初めに撮ったもので、全体の色も斑紋もしっかりしている。


ネムノキ

2009-07-08 07:59:39 | 近所

ノボロギク(キク科)
ノボロギクは年中咲いているようだが、今ごろ特に元気がある。
筒状花だけの黄色い頭花がまとまって咲いている。



木に赤い頭花・・なんだろう?  と言ってもバックですぐに知れてしまう。



ネムノキ(マメ科 またはネムノキ科)
どういうわけか田んぼのそばにネムノキが1本あって、
わりあい低いところで花を見ることができる。




ネムノキは遠目には長い雄しべのかたまりが一つの花のように見えるが、
蕾や花の落ちた跡を見るといくつかの頭花が集まっていることがわかる。



蕾からシベが展開していって見慣れた花の姿になる。
頭花の一つ一つに雌しべもあるはずだが、雄しべが多すぎて雌しべを見つけるのは容易でない。



この葉は夜になると眠る(閉じる)そうだ。

モクゲンジの花とニシキギ科の実

2009-07-07 07:46:48 | 近所

我が家から北へ行ったところ、キジも見かける畑の向こうで木の上が黄色くなっていた。



モクゲンジ(ムクロジ科)
満開のモクゲンジだった。高いところに咲いていて花のアップは撮れなかった。



かわりに3年前に撮った花を見直した。
花の芯が赤く雄しべが目立つのは雄花で、一番下方にある一つが雌花だろうか。



一部はすでに実り始めていた。





ツルウメモドキ(ニシキギ科)
その近くでほかの大きな木に絡みながらツルウメモドキが実をつけていた。



実の表面にうっすらと白い線が入っていて、秋に熟すと割れることを予感させる。



マユミ(ニシキギ科)
マユミの実は四角くて、いずれ紅くなった実は4つに割れる。



ニシキギ(ニシキギ科)
ニシキギの実はツルウメモドキなどに比べるとずいぶん扁平だけれど、
成熟するとやっぱり割れて中から赤い種子が顔を出す。




マヤラン

2009-07-06 07:31:22 | 近所
昨日の記事では画像が混乱して、夕方までにご覧になった方にはご迷惑をかけました。
ミスをすぐに気づかなくなったのは多少惚けてきたかもしれません。申し訳ありませんでした。




林の一角に小さな花が10株ぐらい咲いていた。



マヤラン(ラン科)
シュンランに近いランの仲間で、腐生植物のマヤランだ。



葉が退化している茎にいくつかの花がつく。




たしかに花の形はシュンランに似ている。
3枚の萼片が細長く、唇弁には赤紫の斑紋がある。
薄紅色のずい柱の先端に白い葯帽が見える。




まもなく開きそう・・・あとで気づいたら花柄に小さな虫がいた。


小山田緑地のチョウ

2009-07-05 07:57:41 | 近所

小山田緑地は丘や谷、草原に水辺と変化に富んでいる。



オカトラノオ(サクラソウ科)
斜面の日当たりの良いところではオカトラノオが咲いていた。



花序の下のほうから先端に向かって花開いていく。



最初の写真の中央付近にチョウが見えるので拡大してみると、メスグロヒョウモンだ。
メスグロヒョウモンの雌はこのように黒いが、雄はちゃんとヒョウモン柄だそうだ。




ほかに見たチョウたちも上げておこう。



黒っぽい羽に白い線が入るチョウもコミスジやミスジチョウなど何種類かいる。
これはイチモンジチョウだった。



白い線でなく丸い紋が入っているのはジャノメチョウ科の仲間たち。。



これはその代表者のジャノメチョウ。
ススキやササなどイネ科の草が好きなようで原っぱで見かけた。



最後に、ヒメジョオンの蜜に夢中だったのはキマダラセセリ。
これも幼虫の食草はイネ科のようだ。

小山田緑地の花

2009-07-04 07:33:04 | 近所

長い茎の先についた白い花のようなもの。その先端は擬宝珠みたいだ。



オオバギボウシ(ユリ科)
大きな葉の形状からもオオバギボウシにちがいない。
花序をくるむ苞が順番に展開しているところで、名前の由来を感じさせる。




小山田緑地公園はオオバギボウシの咲いていた本園のほかに、
いくつかの分園があり隣接するゴルフ場といりくんでいる。

たとえばアサザ池からトンボ池に行くにはゴルフ場を横断していく。



トンボ池の上は斜面原っぱになっていて、草花がいろいろ見られる。



ミヤコグサ(マメ科)
一面に黄色いのはミヤコグサだった。




ネジバナ(ラン科)
なんかネックレスみたい・・

小山田緑地のトンボ2

2009-07-03 07:52:02 | 近所

トンボ池ではシオカラトンボなどのほかにも何種類かのトンボが見られた。
ショウジョウトンボは真っ赤な体、お腹は平べったく、羽の付け根に褐色が入っている。



羽を水平にしているところを撮ろうとしたが、止まるとすぐに下げてしまう。





水面近くだと分かりにくい撮りにくいカップルを見つけた。



たぶんクロイトトンボで後ろ側の雌が産卵中。
きのうのシオカラの仲間とは産卵の仕方が違うのも面白い。



池に生えている草の裏側にヤゴ(抜け殻?)がいた。
クロイトトンボのものだろうか。




オオシオカラトンボなどと違って猛烈に早く飛び回り、
ピントを合わせるどころかフレームに入れるのすら難しい大型のトンボがいた。
この写真で辛うじて左上あたりに入った。



トリミングして無理に拡大するとぼけているがギンヤンマらしい。
シオカラと同様にほかのギンヤンマが来ると追いかけまわしていた。