愛する国へ

もうすぐ日本へ帰ります。
家族にしても、友人たちにしても、、待っていてくれる人がいるというのは
良いものです。。。「おかえり」と言われるのは、とても心地良くて
私は大好き。ただ時々それは、人でなく懐かしい風景だったり、
初めて訪れる場所でそのような感覚を得る事もあるので不思議だけれど。。。
日本を離れると、より母国の良い部分、弱い部分、、
今まで見えなかった部分が見えてくる気がします。
言葉にしろ歴史にしろ、、旅をする事で気づかされる事も多いです。
挨拶ひとつとってみても、言い回しの違いや、選ぶ言葉の違いで情緒を
感じたり。。。そのような意味では「おかえり」も
私にとって特別な言葉の一つなのかもしれません。

世界を広く感じたい。
どこへ飛んで行っても、、「おかえり」と言う感覚を感じたいと思います。

綺麗な海を見ても、高い空を仰いでも、、
もっとちゃんと「おかえり」を感じたいのだし、
私の居るべき場所、、アトリエだったりカメラの前だったりしても、、
「おかえり」って聞きたい。。。

でもいつかは、もっと
特別な帰る場所を見つけられるかしら。。ね？

日本で自分の部屋に戻ったら、
私の愛するスペースに「ただいま」を言おう。

みんなに早く「ただいま。」って伝えたい。。。

そして「おかえり」を聞いたら、、私はまたすがすがしい気持ちで
気まぐれに出かけて行ってしまうのかもしれないけれど。

それはまたみんなに「ただいま」って言う為だものね？

　　　　　　　　　　　　らぶ　帰国間近の宏美より