Sound of waves.  日々舞武両道

by 後藤宏美(Hiromi Goto)HiromiEva
カラダ教習所松戸EvaDanceStudio

心・技・体は感練・孝練・健練と思う

2015-04-15 13:48:20 | Weblog
『心・技・体は
感練・考練・健練と思う』



先日は大正大学で、
未来の輝ける生徒の皆さんと、
面白い質疑応答が出来た。

私がボランティアで教育に携わる理由は、

自身が『大人になってから悔いたことをみんなには悔いて欲しくないから』だ。

そして、14歳から片足を社会に突っ込んで生きてきた立場と経験から、

今、一番気力体力の充実した時期を

“大人に守られて大学という制度に甘える”ことでは無駄にせず、

“周りの大人の力、学校の力を最大限に活かして”、

『すぐ近い将来に(卒業後に)幸せな人生を歩むための、基盤を作って欲しい』からだ。

生徒の皆さんからの鋭い切り口のおかげで、

私自身が、仲間たちに懸念していること、また、今後プロとしてアーティスト活動で身を立てて行こうとしている仲間たちの為に も、私には何が出来るのか、とうことも、見えてきた気がする。

ありがとう。

…ハタチの頃には、
『芸術至上主義になりすぎるな』と、大企業の会長に戒められたことがあるが、

今となればそれも理解できる。

良いものは売れると信じて作るだけでは、

今の時代にアーティストが豊かになることは確かに難しいのかもしれないからだ。

なぜなら、

様々な学問が発達し、
小手先で生み出したアートに満たないものであっても、プロフェッショナルなビジネスコーチが戦略を立て、商品価値をつければ、ヒットさせることすら出来る時代が続いているからだ。

それ故に、
多くの人がインターネットを使ったマーケティングを学び、
モノを売るためのスキルを磨いている。

一方アーティストはというと、
殆どのアーティストが
自身の技、芸術のみを研ぎ澄ましている、…

もしもそのアーティストが
一流のマネージャーを雇用して、
自身の配下に精鋭の営業チームを置くのならば見通しもたつのだろうが、
それには先立つものがない…
なんていう声も其処彼処で聞く。

それならば、

彼処よりはウチの方が、
あの人よりは私の方がと言いたいのであれば、尚更…

良いものをきちんと世に出し、
流通させる…

そこまでのプロセスを含めてあなたのアートの一環としてはいかがだろうか。

答えが分かっている以上、
そこに挑むツールも与えられている、
と解釈するのも、

私たち、アートでご飯が食べたい人達の気持ちひとつかもしれない。

ダンサー、格闘家、競技選手などは
心・技・体のコネクションは

会社勤めやその他デスクワークの人達に比べると、幾分か良いはずと思う。

心に描いた形を、体で体現して、技として確立する…。

でも、頭が足りない場合も多い。
自分も含めてそう言っている。

芸術至上主義になると、
芸術に値段が付く方がバカバカしく思えたり、いわゆるプライスレスへの憧れが、損得感情や商業的な思考を邪魔するのだ。

私達のように、超一流になる前に、
自身の愛するアートで身を立てようと思うなら、

心・技・体に脳
もしくは孝を加え、

『心・技・体はすなわち
感練=感性を養い、心と対話し、ハート力を使えるようになること・考練=技を編み出すだけでなく、営業能力、売る技術、流通させるまでの手腕を養い・健練=これらを支える基盤となる身体を整え、健全な精神を宿らせること、が必要不可欠と思う』

なぁんて、ごく当たり前のことを、自分のこれからのため、
誰かのこれからのためにまとめてみた。

総合力のある人間になりたいな。

おし、今日もがんばろ。

see you

宏美

コメント
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