おはよう。今日は少し私の思うところをシェアしてみたいと思います。
簡単で単純な振付を、いかに美しく丁寧に踊るか。極意はそこにあると思います。
シンプルなものをいかにシンプルに、美しくみせるか、
お料理もそうだと思います。
あれこれ味付けでごまかすのではなく、
下ごしらえを丁寧にして、
シンプルな調理法で、シンプルに味付けをしたら、その素材を知っていれば知っているほど、そのもの自体の味が引き立つ。
武道も同じです。
まずは自分の軸を整えて、
飾らずに、
無になって、
基本に忠実に動く。
どの道も、道半ばでは不安になって、
みんなあれこれしたくなります。
そんな時はして構わないです。
でも、必要なことは、
ダンサーとして、すなわち人として、
謙虚な気持ちを忘れず、
振付には、作者がどなたであれ、
感謝して踊る。
心のあるダンスは、無になって踊っても、あなたの想いをしっかり、反映してくれると思います。
人は簡単に目先に囚われ、
テクニックを追い求め、
奇抜さ、新しさは、
スイーツのように魅力的です。
デザートのように、それらは、決して悪いものではないのです、でも、
甘いものばかり食べていると、
もっと甘いものでないと刺激がなくなって、しまいには麻痺してしまいます。
ダンスもそうです。
テクニックを追い求めてもいい、奇抜さで人の興味を得てもいい。
でももしも、みなさんが、
ダンスの真髄、
身体が喜んで、あなた自身と調和して、空間と調和して、その場にいる全ての人と調和して、
これがダンスだったのかと、
この、えもいわれぬ全てのものとの一体感を感じられること目指すのであれば、
一度みなさんの胸に手を当てて、尋ねてみてください。
何故、踊りたいのか
それであれば、どうしたらそういう状態なのか
知識的に満たされるだけで、
自分を追い込むことで、
誰かと、比べることで、
それは本当になされるのか?
私は、みなさん一人一人が、
誰かと自分を比べたり、
何かを追い求めるのではなく、
自分の下ごしらえ(基本)をしっかりとし、シンプルな味付け(まずはシンプルな振りをつま先指先まで美しく踊ること)で、
自分にあった調理法で(みなさんの速度で)ダンスを学んでゆく時、
より豊かになり、
踊るあなた自身だけでなく、見ている人にも楽しさを共有できる素敵な舞い手になれるのではないかしら、
と信じています。
…私はコミュニケーションは得意と思っていたけど、それは思い込み?笑だったようなので、
自分を高める為にも、今後は時々お話会など設けてゆきたいと思っておりますので、
実際に会ってお話できる機会も増えて行けばと思います。
読んでくださってどうもありがとうございました。
宏美