手掘りのあと残る隧道。潮風に名残りのセミ。小さなトンネルくぐって
ヤブツバキとヒサカキ、モミの木、赤松の混成林に、でた。
アズキナシやテテマルの実がふっくら実ってきた。この実が色づくころ、松茸狩りが始まる。
樹齢130年をゆうに超える
大きなおおきな木の幹に触れ皮の造形、見上げた枝のうねり、透けるこずえのささやきをたのしむ。
海辺にでた。
砂だんごの
のんびりさんなカニがモソモソ、巣穴にも飛び込まず
歩調にあわせて歩くから踏みつけないように、カニをまたぐ。
あちらこちらの小島が防波堤となっている穏やかな湾内。ちいさな生きものの営みを観察しよう。波打ち際の砂からピュッと潮吹いた、ここでも、あそこでも、何かが潮を吹いている。
うーん、おなか、すいた。