沖縄が梅雨入りしたと、
愛媛の友人から聞いた。
テレビがない我が家では、
コロナ情報も地震情報も入らない。
「今、ここ。」しかない。
よっぽどの情報は、Facebookや友人のメールから
入ってくるからさほど不便は感じていない。
「何かあったらどうする?」
という声もあるかもしれないが、
何かあってもどうしようもない。
アフリカのガボンにいた時、
日本では北朝鮮からのミサイルが
いまにも飛んできそうな報道がされていた。
それを見て、一瞬不安がよぎるが、
もしかしたら、いまもうすでに落ちていて、
日本がなくなっていたとしても
私にはわからないんだろうな…
と思うと不思議な気分だった。
結局、ミサイルは飛んでこなかったし、
悩んだところで私には何もできなかった。
ただできるのは、「今」という時間を
悔いなく生きることだけだ。
私たちが子供だった頃、
「口裂け女」の噂が広がっていた。
本当はいなかったんだろうけど、
子供の私にとっては、
その影に怯えてビクビクしていたから、
いたのと同じことだ。
1999年には地球は滅亡するという
ノストラダムスの予言も信じていた。
その頃、高校生ぐらいだった私は、
子供を産んだらかわいそうだから、
産まないと決めていた。
(1996年に産んだけど)
「マヤ暦によると2012年世界が滅亡」
というテレビ番組を見た時、
初めて「マヤ暦」という言葉を知った。
本当は、世界が滅亡するのではなく、
新しい“魂の時代”に移行するだけなのだが、
その頃は、ただテレビ番組を鵜呑みにして
ただ怖がっていただけだった。
今思うと、ずっと誰かが一方的に
与えた情報を鵜呑みにして、
「怖い怖い」と震えていた無力な自分。
地下鉄サリン事件の時も
たまたま東京に行っていて、
地下鉄に乗っていた。
地理に詳しくないからよくわからないが、
後から知人に聞いたところ、
まさにその事件があった時、
隣の駅にいたようだ。
確かに、駅は次々閉鎖するし、
霞ヶ関のどこかの資料館に入ったら、
「今日は、人が来なくて…。」
と職員の方が不思議がられていた。
ヘリコプターは飛ぶし、
救急車やパトカーは走り回っているし、
何かは起こっているのだろうけれど、
渦中にいる私たちには何が起こっているのか、
全くわからない状態だった。
そして、愛媛の母に電話して初めて、
何か大ごとがあったらしいと分かった。
私たちは平気だったが、
ニュースを見ていた母の方が
不安でたまらなかったようだ。
今回も家の中にこもってニュースを見ていたら、
世界中にコロナが蔓延し、
世界中がパニックに陥っていると
思いこんでしまうだろう。
私はテレビがないから、
YouTubeを見ていたけど、
今の状況について、
いろんな人がいろんなことを言っていた。
「口裂け女」の時みたいに、
本当のことは何年も経たないとわからない。
それに、真実なんてないのかもしれない。
じゃあ、今私にできることはなんなのか。
もうすぐ1歳になる陽斗に
この世界を楽しませてあげること。
ノストラダムスの予言の時、
3歳だった娘にも、
いつ世界が終わってもいいように、
体験できることを体験させてやりたかった。
いつ、何が起こっても、
悔いのない人生を送れたか……。
それは「今」を精一杯生きるだけ。
「精一杯生きる」というと、
私たち日本人は
ついつい根性・努力で何かをがんばらねば
と思いがちだけど、
「今、ここ」を楽しんで生きるということも
大事なんじゃないかと思う。
それを感じさせてくれる
自粛期間なんじゃないかな。
☘️5月13日(水)☘️ 〜マリマヤ便り〜
K45 赤い蛇・黄色い太陽・音6
自分の生き方を動物に学んでみる日。
昨日のことを悔いることなく、
明日のことを煩うことなく、
今と言う時間を精一杯生きている動物。
そのように生きることを試みてみよう。
K45〜K48の4日間
十分に力を蓄える時。
じっくりと構え、自分と向き合う時間を持とう。
将来のために、知識・人徳を高め、
物質面も十分に準備しよう。