KEIのJOY!日記

日々の暮らしや食生活、子ども(1人+1匹)、読書について気ままに綴っていきます。基本コメントには返信しません。

「優しい死神の飼い方」

2017年03月16日 | 本、雑誌、新聞
先日新聞に「1か月の読書時間が0分という大学生が5割に上る」と、一方スマホの利用時間は増えていると載ってました。
もしかしたら、スマホで本を読んでる子もいるのかもしれないけど、これは残念な結果ですね
大学生は、学業にサークル、バイト、就職活動など確かに忙しく、時間が無いかもしれないけど、1か月で本を読む時間が1分も無いとは。。

うちが学生の頃にも携帯があったけど(今ほど機能は充実してなかったけど。。)、学校までの行き帰りや1人の時間は読書するのが好きでした
一方、旦那さんは小さい頃から読書の習慣が無く、1年に1冊読んだら良い方です
(本を読むと眠たくなるって、困ったもんです
本は物の見方や視野が広がり、想像力や国語力も自然と身に付き、良いと思うんですけどね。

さて、「優しい死神の飼い方 知念実希人さん。」を読みました

「大重版出来(じゅうはんしゅったい)!」と書かれていると期待度が膨らみます

作者知念実希人さんの作品を読むのは初めてですが、現役のお医者さんだそうで医療関係の本が多いみたいですね
他の作品も気になります

<ストーリー>
「我が主様」から地上に派遣される事となった死神の私は、ゴールデンレトリバーの姿を借り地上に降り立った。
そこで看護師の「菜穂」に保護され、「レオ」という名前をつけてもらい、ホスピス「丘の上病院」で暮らすことに。
そこには死神だけが分かる、死を目前にし強い後悔や未練が残る者だけが放つ「腐臭」が漂っていた。
患者たちの後悔や未練から解き放つ為に、「レオ」は患者たちの過去の謎を解き明かしていく。

するとこのホスピス「丘の上病院」は、7年前に謎の「吸血鬼家族」殺人事件が起きたという。
事件は未解決、患者の過去が一本の線で繋がる時、「言霊」を操り、相手の「魂」を浄化し、無事に「我が主様」の元に導くことが出来るのか?

感動しました少しまわりくどい表現もありましたが、面白かったです
ゴールデンレトリバーの犬目線で物語が進んでいくのでユーモアがあります
最初はこんな感じか~と思って読み進めていく内に、ハラハラがあり、最後にはほっこりと温かい気持ちになる本でした
レオの感情の変化や独特の語り口も良かったですお茶目な所があって可愛いんです

人が亡くなる時、未練や後悔を残さずというのは難しい。。
けど悔いのない人生を送った人は死んでからも素敵なことがあるのでは?と思わせるような本です。
死について考えることは、生き方について考えることなのだと思いました。

ほっこりとする本です。ぜひ読んでみて下さい
姉妹本「黒猫の小夜曲」も読んでみたいと思います
(こっちはゴールデンレトリバーではなく、今度は黒猫だそうです


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