39.感動した名言 39
河合隼雄 「ユング心理学と仏教」
千の風になって
あの「千の風になって」という歌の詩を、有名になる前の1995年に発表していたのです。
この詩の原詩はアメリカ人女性メアリー・フライ作とされていますが、今でも論争が続いているようです。
河合先生はその詩に出会い、ご自分なりの訳詞をされたのでしょう。
番組で、河合先生のご子息である河合俊雄さんは、「この詩は河合隼雄の遺言だった」と話されていました。
私は1000の風になって
吹きぬけています。
朝の静けさのなかで
あなたが目ざめるとき、
私はすばやい流れとなって駆けあがり
鳥たちを空で
くるくる舞わせています。
夜は星になり、私は、そっと光っています。
どうか、その墓石の前で泣かないでください。
私はそこにはいません。
私は死んでないのです。
千の風になって
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