昨日のことです。世界の国を答えるプリントを作っていたところ、対象としていた学年以外の生徒から、「そのプリント、やりたいです。」の声があがりました。余分があったので手渡すと、周囲のだれから見ても嬉しそうにそのプリントに取り組んでいます。「それ、本当に好きだよね。」と声をかけると「まぁ、趣味とは違うけど、得意だし、好きなんです。」の答えが返ってきました。ほんの一年前は世界の国はほんの数か国しか場所を覚えていなかったのに、随分変わったものだと私は感じました。他の生徒からも難読漢字がやりたい、都道府県の特徴がやりたい、とリクエストが飛んできました。
こんな風に、生徒たちが自分からやりたいと思えるような教材と、そのような気持ちにさせる話の持って行き方をもっともっと幅広く持ちたいものです。興味を持ち、楽しく学ぶことができた分野は、試験での得点も上がりやすいですし、得点が上がるとさらにやる気が出てくる相乗効果を生みます。それが他の科目にも良い影響を与え、良い循環が生まれてくるのです。
生徒たちが興味を広げ、楽しく自分から取り組めるようになるかどうかは、私の腕の見せ所ですから、日頃から教材を探したりどのような展開で授業を行うかなどを常に考えるようにしています。今日も間もなく中学生たちがやってきます。すでに色々考えています。