(2015/3/7付け愛知工業大学 雪田和人教授の「分散電源導入型給電システムにおけるグリッド間連携」より)
この蓄電池を使った自立運転システムの図に蓄電池からDC-busが出てDC-Loadに繋がる説明があります。そうなんです。蓄電池を導入すると直流回路(DC-bus)を設けて直流負荷(DC Load)を動かすことができます。直流負荷としては今は商品としてありませんがLED照明があります。LEDはもともとDCで光ります。今のLED照明は住宅内には直流電源が無いので”電球”の中で交流を直流に変換しています。変換には必ずロスがありますから直流のまま使った方が省エネです。オーディオ製品やテレビ、パソコンなど電子回路を使う製品はほぼすべてロスを出しながら交流を直流に変換して使っています。扇風機だって最近はDCモータで低電力で静かに回る製品が多くなりつつあります。掃除機もバッテリーでDCモータを回すコードレス型が増えて来ました。掃除機や電動工具用のバッテリーやスマホの充電も直流コンセントになればAC-DC変換アダプタは要りません。交流は送電過程で有利なだけで、消費段階では直流の方が性能的に優れています。エジソンの頃の送配電は直流でした。DC化の弱点はDC-busの電圧を48Vとした場合は24Vや12Vが必要な機具にDC-DCコンバータが必要になることでしょうか。
HIT(4.2kW)の発電データ
12月4日(水)晴れ
太陽光発電量 21.5kWh
エネファーム発電量(予約発電) 4.2kWh
W発電量 25.7kWh
売電量 17.9kWh
買電量 1.4kWh
W発電自給率 279.3%
W発電設備利用率 21.9%
日照時間 9.7h
連系以来 3765日(10年113日)