このブログは「中年おじさんの散策」3の継続版です
この企画は 私が引率します sosamu@ya2.so-net.ne.jp
参加したい方はご連絡ください。ネットでカルチャー(散策・グルメ
谷中銀座商店街は昭和20年頃に自然発生的に生まれました。その後、様々な商流の変化を乗り越え、近隣型の商店街として発展。平成に入り、谷中・根津・千駄木の界隈が「谷根千」と呼ばれ注目が集まり、下町散策の中心地として、広域、遠方、海外からもお客様が訪れるようになりました。平成11年には商店街外観整備、13年にホームページ開設、18年には日よけの統一や袖看板の設置、20年には木彫り猫の設置、28年には商店街の公式キャラクター「せんちゃん」の誕生など、商店街全体のイメージ作りに力を注いで参りました。平成30年の調査(閑散期)では平日約1万人、週末約1万4千人のお客様が訪れています。平成3年調査時は平日、休日とも約8千人でしたので、現在では近隣のお客様はもとより、広域、遠方のお客様にもおいでいただける商店街へと進化を遂げています。
現在、そして未来へのバトン
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平成28年に新旧理事の大きな世代交代が行われました。これまで「谷中ぎんざ」の発展の礎を築いてきた理事の方々が次世代にバトンを託したのです。40代の理事長を中心に、理事の多くは30〜40代、20代の理事も選出。新理事には古くからこの地で商売を営む二代目、三代目の若旦那、この谷中の地で新たに商いを始めたばかりの若々しいメンバーも多数加わりました。長年続けてきたイベントやお祭りを見直し、今では、企画、デザイン、設営までを、外部の力を一切借りずに全て自分達の手で行っています。また、商店街の枠に捉われず、近隣の商店街や店舗を営んでいる方々と協力し「一歩会」という新たな枠組みを作り、地域全体を盛り上げる取り組みも行なっています。時代の変化の波は加速するばかりです。ネットでお水一本が家に届く現代、商店街という組織はもちろん、個店やリアル店舗自体が生き残って行くには大変厳しい時代にさしかかっています。古き良き文化は大切にしつつ、過去を検証、改善すべきところは改善をし、私共もまた次の世代にバトンを渡せるよう、新たな歴史を築いていくために日々奮闘中です。
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商店街(個店)の強みは、個性(専門性)、オリジナリティー(独自性)、お客様との信頼関係だと考えています。肉、野菜、魚、酒、洋服、着物、陶器、お茶等、店主は皆様々なジャンルのプロです。そのプロ達が、ショッピングセンターやスーパーには無いサービスと品揃えで、お客様との信頼関係を築いてこその商店街だと考えております。
日々買い回りでご利用してくださる近隣のお客様、定期的に谷中の地を訪れていただいている広域のお客様、東京に来た際にお立ち寄りくださる観光のお客様、その全ての方々に同じように満足をしていただくのは非常に難しい課題です。私達が今できることは、古き良き日本の商店街という文化を、「谷中ぎんざ」らしさを未来に残して行くこと、それがバトンを手渡された者の使命だと考えております。
「人と歴史がすぐそこに・・・」商店街の周囲には歴史ある寺社仏閣等も数多く、お買い物以外も楽しんでいただける恵まれた環境にあります。そんな環境も生かしつつ、10年、20年、30年先も「まだこんな商店街があったんだ」次の世代の方々にそう言っていただけるよう、より一層魅力ある商店街を目指して参りますので、どうか末永くご愛顧くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。
20170428 東京北
東京都港区元麻布
谷中(谷中銀座)
谷中は「寺町」と呼ばれるように、寺院が集中している。上野戦争で罹災したものの、関東大震災や第二次世界大戦では被害が少なく、旧来の町並み・建造物が残されている。早口言葉「なかなか鳴かない谷中のかなかな」に関しても有名。
商店街には昔ながらの個人商店を中心に、様々な業種約70店舗が全長170メートルほどの短い通りに密度濃く立ち並びます。お店とお客様のコミュニケーションには、谷中界隈で今でも続く昔ながらのご近所づきあいを根底とした心地良さがあります。また、商店街では、地元のお客様はもとより寺町でもある谷中に定期的に訪れる法事のお客様とのコミュニケーションも大切にしています。飾らない接客でお客様との距離が近い下町情緒あふれる商店街です。それゆえ映画やドラマのロケ地としても度々使用していただいております。
20160826 東京北 商店街
東京都台東区谷中
谷中銀座商店街
谷中銀座は江戸文化の香り高い谷中地区の商業の中心として景観を大切にしている。全長175m・幅員5~6m、70店舗が両側にひしめいて商いをしている。決して大きな商店街ではなく日本のどこにでもある商店街で、現在はその特徴を生かした戦略がメディアに取り上げられて日本全国はもとより世界各地からも観光にこられている。
谷中銀座商店街は日暮里駅から歩いて数分の所にあります。日暮里駅から歩き出すと最初は寺町の風情、徐々にお店が増えていき急に視界が開けた場所に出ます。「夕やけだんだん」とよばれる夕日の名所です。そして眼下には商店街が広がります。初めて訪れた方は「東京にもまだこんな景色が…」と、古き良き時代の懐かしさを感じていただけるのではないでしょうか。hpより