中年おじさんの散策part2-3

東京都内・海外の散策を楽しんでいる叔父さん。いろいろなところを散策し記憶として記録しています。よろしかったらご覧ください

散策(案内)53 「東京中心部北 591」 池袋・栄町通り商店街

2021-02-25 07:28:34 | 東京中心 北

 戦後、池袋駅東口前にあった闇市が区画整理で排除され、その露天商たちの一部が今の東池袋一丁目に集まって再起を果たして横丁を形成した中のひとつが「栄町通り」です。L字型の小路の両端に「栄町通り」のアーチがかかり、小さな夜型飲食店が密集する空間となっています。

「小料理酊八」「かき小屋」「内弁慶」「美里」「江戸一」「鈴」「カウンターバー ルビーⅡ」「スナック早紀子」などなど。ここも土曜の昼は静かな別世界で、周囲の喧騒からは忘れ去られたようなところですが、双方の入口前の道路の人通りは多く、興味深げに覗き込んでいく若いカップルの姿なども見られます。
 仕込みの最中と思われる店から出てきて外で煙草を吸う店主らしき人も若いおにいさん風で、当然、戦後闇市からの再興の時代を知る人はほとんどいないのでしょうが、そうやって世代を変えながらも、今となっては貴重なこの風情が伝え残されているのは、ある意味奇跡かもしれません。

ほのぼの「B級商店街」歩き

http://honobonobtown.blog.fc2.com/blog-entry-682.html

 

20151012      東京北西・商店街
東京都新宿区大久保
    栄町通り商店会
 東池袋1丁目に移ってきて誕生したのが人世横丁、ひかり町通り、栄町通り、美久仁小路の4つの飲み屋街だった。これらは戦後の池袋の復興とともに歳月を刻んできたのだが、現在、残っているのは栄町通りと美久仁小路となっている。ちなみに古い話題で恐縮ながら、美久仁小路と人世横丁は、昭和のムード歌謡の歌手・青江三奈がヒットさせた『池袋の夜』(1969年発表)にも登場しているので、一定以上の年代の方は地名だけはご存知かもしれない。人世横丁はグリーン大通り北東側の豊島岡女子学園に近接したところにあったが、2008年、再開発のために取り壊されてしまった。現在、跡地はニッセイ池袋ビルの敷地の一部になっており、「人世横丁の碑」が建ち、背面にはかつて人世横丁に存在した店の名が刻まれている。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする