on Bass+

~ す き こ そ も の の あ は れ な り け り ~

Spector / NS-1 '78 その4

2014年02月09日 18時34分16秒 | BASS Collection
ピックアップ周りを見てみましょう。
見た目には六角形のカバーが特異な印象を受けますが、
中に入ってるのはプレシジョンタイプのディマジオ。

割とオーソドックスな仕様です。
外してみると…

中はこんな感じ。

六角形のカタチに合わせたザクリで、底にはクッションがあるだけのシンプル仕様。

ピックアップの裏…ホールピースが見えていますが、六角形のケースに樹脂が流し込まれ一体化しています。

ホールピースの一つが落ち込んでいたので、外したついでに六角レンチで調整しておきます。

コントロールはシンプル。
1ボリューム、1トーン、ミニスイッチは解説されているサイトが見当たらないので不確かなのですが、
ジャックに近い方がMUTEスイッチ。
もう一つは3wayになっていて
Hi+Lowブースト/パッシブ/Lowブースト…だと思うのですが、
違ってたら誰か教えてください。

バックパネルは二つに分かれてます。
色が違ってるので小さいグレーの方は付け替えられているのかも知れません。

開けてみると…ザクリは控えめで詰め込まれてます。
緑色のテープに巻かれている部分がプリアンプだと思いますが、
怖いので開けてません…(^^;;

その奥をみても見るからにハンドメイド感満載です。(^^;;





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Spector / NS-1 '78 その3

2014年02月09日 13時58分57秒 | BASS Collection
ボディ形状を見てみましょう。








この身体にフィットする緻密なカーブの有り様は北欧の家具職人が作った椅子を彷彿させます。
抱えてみるとホントすっと身体に馴染みます。もうため息しか出ません。
そう言えばネッド•スタインバーガー氏は家具職人でしたね。
人の身体とベースとの関係性を何度も確かめながら削り込んでいったんだろうな~と想像します。

メイプルネックにウォルナットウイング。
見た目の派手さは無いですが、質感がとても誠実で気持ち良いです。

ブリッジはバダス。

当時の最新技術を惜しみなく投入したモデル…と言ったところでしょうか。

ピックアップの少しブリッジ寄りのところにはフィンガーレストの取り付け跡が…(^^;;

ま、綺麗に埋められてるのでよしとしましょう。


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Spector / NS-1 '78 その2

2014年02月09日 10時12分02秒 | BASS Collection
ヘッドから見て行きましょう。

現状よりやや丸みを帯びたヘッドに、少し位置をズラした2/2のペグ配置。
トラスロッドカバーも木製。

ロゴの象嵌は…ちょっと粗いですね。

現行にはあまり見ないオイルフィニッシュと言う以外にパッと見に変わりは無い様に見受けられます。

ですが裏から見ると…

角が丁寧に丸められていて一回り小さくなったような印象です。


ペグはシャーラー製。
ネック裏にクラックを補修した跡がありますが現在は安定しています。

ナットはブラス製でしょうか。
分厚くて高級感があります。


ネックには部分的にですが凄い杢…


オイルフィニッシュの手触りがとても気持ち良いネックです。

指板は真っ黒でエボニーだと思ってたんですが、


どうやらこれはフェノール樹脂?
海外のサイトを確認してみるとエボニーと書かれているものとフェノール樹脂となっているものと両方ありました。
1978年にこれをやってたとしたらかなりの先駆けだと思うのですが、
もしかしてそれぞれ存在するのかも…(^^;;


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