凡庸な悪の報告 2016年07月21日 | 旅先 昨日、本ブログで紹介した映画「ハンナ・アーレント」の中で、主人公が執筆して物議をかもした著作(上の写真です。最初は雑誌ザ・ニューヨーカーの連載記事でした)が『イェルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告』(みすず書房 初版1969年)です。私は17年位前に読みました。雑誌に掲載された内容とどれくらい同じか分からないのですが、割と淡々とナチスのユダヤ人排斥の経過に分量が割かれていた記憶があ . . . 本文を読む