私が幼時からおなじみの大宮公園には上の写真の記念碑があります。このお正月に久しぶりに大宮公園を訪問した際に、母から上の記念碑があることを改めて教えられました。これまで、この記念碑があることは知っていましたが、そのいわれは知らなかったのです。この記念碑は「青木昆陽之碑」といいます。公園事務所の案内表示によりますと「青木昆陽は、元禄１１年今の東京日本橋に生まれました。学問に優れたうえ、人格高潔であることが大岡越前の耳に入り、幕府に仕えることになりました。そして、甘藷かんしょ（さつまいも）の栽培を広く普及させた昆陽は、甘藷先生と呼ばれました。やがて甘藷が県の特産物となり、農業共同組合は、県民の生活が潤うよう努力した昆陽の業績をたたえ、氷川公園（現在の大宮公園）に、昭和４年８月、記念碑を建設しました」と記されていました。
もちろん青木昆陽の名前は享保の改革とともに知ってはいましたが、大宮公園に記念碑があることは迂闊にも知りませんでした。いつも公園に来るたびに視界には入っていたのですが・・・
