博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

太陽光発電プレーンで世界一周

2023年06月30日 | 科学
 本ブログでは、成層圏高高度気球を発明し、人類史上初めて高度23000mの成層圏に到達したスイスのオーギュスト・ピカール教授(1884年1月28日 - 1962年3月24日)と、その子息で深海潜航艇バチスカーフ・トリエステ号で地球の深海最深部マリアナ海溝チャレンジャー海淵に到達したジャック・ピカール氏 (1922年7月28日 - 2008年11月1日)の壮挙をご紹介しましたが、そのピカール家三代目(ジャック氏の子息)のベルトラン・ピカール 氏が7年前の2016年に実現した太陽光発電プレーンによる世界一周飛行もご紹介いたします。同氏が開発した太陽光電動推進飛行機「ソーラーインパルス2」(上の写真です 注)は2015年3月、アラブ首長国連邦のアブダビを離陸。同氏と元スイス空軍パイロットのアンドレ・ボルシュベルク氏と共に総飛行距離は4万3000kmを超え、17カ所に立ち寄りつつ化石燃料を一切使わないフライトという偉業を成し遂げ、2016年7月に世界一周飛行を成功させ、出発地のアブダビに着陸したということです。途中名古屋空港(小牧空港)からハワイのホノルル空港までは無着陸で飛行したそうです。同機は 長さ63.4 mの翼に11,628 個の太陽電池を設置しており、昼間に蓄えた電力で夜間も継続して飛行が可能だそうです。速度こそ 時速70キロと速くはありませんが、巡航高度 8,500m、最大高度 12,000mまで上昇可能とかなり高性能です。やはり探検家一家の血は争えないようです。
(注)ソーラーインパルス2の写真はウィキペディアから引用させていただきました。


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