博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

ハイ・ストレンジネスな・・・

2008年02月22日 | SF
 ハイ・ストレンジネスとは「大変奇妙な」といった意味です。
 『神は沈黙せず』では、「サイモントン事件」が例に挙げられています(188頁)。
 1961年4月18日の朝、米国ウィスコンシン州に住む配管工ジョー・サイモントン氏の自宅の庭に直径9mの銀色の物体が降りてきた。中からイタリア人ぽい(?)3人の男が現れて、水をくれと身振りで訴えてきた。サイモントン氏が水を与えると、お返しに4枚のパンケーキをくれた。後日、科学者がそのパンケーキを分析してみると成分は地球のものと変わらなかったが、なぜか塩分が全く含まれていなかったというお話。
 一体この話は何なんでしょう。
 なぜイタリア人ぽい男たち?
 水くらい、いくらでも川や貯水池から汲めるだろ(浄化装置もないのか?)?
 パンケーキに塩分が含まれていないからなんだというのか?

 訳がわかりませんよね。他にも「火星から来た」と自称する身長120cmほどの人間二人に「肥料」を要求されたゲイリー・ウィルコックス事件(1964年)や、同年の円盤からナチスの軍服を着た男が降りてきて、十ドル札を渡し「何か食べるものを買ってきてほしい」と要求されたストレンジス事件などが紹介されています。
 
 パンケーキ云々、塩分云々は昔の「妖精遭遇譚」を思い起こさせると指摘する向きもあります。人間が妖精に親切にすると御礼をくれる。妖精は塩分が嫌いといった昔話ですね。「宇宙時代の妖精は円盤に乗ってやってくる」という訳です。
 私にはサイモントン氏もウィルコックス氏もストレンジス氏も入眠時幻覚を見たようにしか思えないのですが・・・
 
 こういった突飛で、もっともらしくない事例は余りに非合理で説明がつかないので、UFO界(そんなものがあるのかどうか別として)でも余り論じられないらしいのです。もっと、もっともらしい話が喜ばれるらしい。宇宙人が核戦争の脅威を警告したり、平和を説いたりといった(映画「地球が静止する日」みたいな)。
 もっとも私にしてみれば、宇宙人がそんな当たり前の分かりきったことを、わざわざ言うために恒星間の遠大な距離を越えて地球にやってくるかなと疑いますね。
 そういうハイ・ストレンジネスなケースは、UFO事件全体を怪しい胡散臭いものにしてしまいかねないので敬遠されるらしいのです。
 皆さんはどう思いますか?

Catalystさん、ようこそ!もうひと頑張りですね!

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