(昨日の続き)
私自身の個人的な考えですが、脱原発を実施するにしても数基は残して運転を継続した方が良いと思います。発電用原子炉の技術の未来への継承のためです。今後、廃炉や長寿命の核廃棄物の無害化・安全化の推進のためにも原子力技術の継承は必要です。しかも、ただ継承するだけでなく発展させないといけません(まだ解決できていない課題も多いので)。墓守りのようなものですが、運用技術が失われることは、未来の世代に多大なリスクを残すことになってしまうのです。そして技術は生きた形でないと継承が難しいのです。文書やデータだけでは継承されません。実際に「いじって」みないといけないのです。蒸気機関車が今でも運用されているのは(観光目的もありますが)技術の継承の意味もあります。欧米諸国では(特にイギリスでは)、18世紀、19世紀の産業革命時代の紡績工場などを当時のままに展示する試みもあります。スウェーデンの「ヴァールベリ無線局」のように完全に運用可能な状態で保存する例もあります。これは産業遺産とも呼ばれていますが、この考え方に近いかもしれません(全ての産業遺産が運用可能な状態に保存されているわけではないですが)。
さて、その場合、国内のどこの原発を残すかです。1)先ず地元の了解が得られるということが大前提です。そして2)最近-ここ10年以内に-建設されたサイトであること。3)活断層や地震、津波の対策が十分に取れること。4)季節変動を考慮した上で風下に大都市圏が無いこと。これらが条件になるでしょう。
3)と4)は自然条件ですが、実はこの4条件を厳密に満たすサイトは日本国内に存在しません(!)。ただ3)だけは採算を度外視した対策を取れば満たすことができなくもありません。その上で1)はとりあえず置いておいて、2)、3)、4)を満たすサイトはどこになるか、http://n-seikei.jp/2011/03/post-2446.htmlの中から、日本地図と照らし合わせつつ探してごらんになって下さい(勝手なことを言ってすみません)。
私自身の個人的な考えですが、脱原発を実施するにしても数基は残して運転を継続した方が良いと思います。発電用原子炉の技術の未来への継承のためです。今後、廃炉や長寿命の核廃棄物の無害化・安全化の推進のためにも原子力技術の継承は必要です。しかも、ただ継承するだけでなく発展させないといけません(まだ解決できていない課題も多いので)。墓守りのようなものですが、運用技術が失われることは、未来の世代に多大なリスクを残すことになってしまうのです。そして技術は生きた形でないと継承が難しいのです。文書やデータだけでは継承されません。実際に「いじって」みないといけないのです。蒸気機関車が今でも運用されているのは(観光目的もありますが)技術の継承の意味もあります。欧米諸国では(特にイギリスでは)、18世紀、19世紀の産業革命時代の紡績工場などを当時のままに展示する試みもあります。スウェーデンの「ヴァールベリ無線局」のように完全に運用可能な状態で保存する例もあります。これは産業遺産とも呼ばれていますが、この考え方に近いかもしれません(全ての産業遺産が運用可能な状態に保存されているわけではないですが)。
さて、その場合、国内のどこの原発を残すかです。1)先ず地元の了解が得られるということが大前提です。そして2)最近-ここ10年以内に-建設されたサイトであること。3)活断層や地震、津波の対策が十分に取れること。4)季節変動を考慮した上で風下に大都市圏が無いこと。これらが条件になるでしょう。
3)と4)は自然条件ですが、実はこの4条件を厳密に満たすサイトは日本国内に存在しません(!)。ただ3)だけは採算を度外視した対策を取れば満たすことができなくもありません。その上で1)はとりあえず置いておいて、2)、3)、4)を満たすサイトはどこになるか、http://n-seikei.jp/2011/03/post-2446.htmlの中から、日本地図と照らし合わせつつ探してごらんになって下さい(勝手なことを言ってすみません)。