博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

世界で最初にネットで送信された言葉とは

2024年11月21日 | 読書記録
 今日11月21日は「インターネット記念日」だそうです。-1969年(昭和44年)のこの日、インターネットの元型であるARPAネットの公開実験が、カルフォルニア大学ロサンゼルス校・スタンフォード研究所・カルフォルニア大学サンタバーバラ校・ユタ大学の4ヵ所(上の地図をご参照ください)を結んで開始された。1971年(昭和46年)には接続箇所が19ヵ所に増え、1973年(昭和48年)には同盟国のイギリス・ノルウェーとも接続された。利用内容も当初の軍事利用から科学技術の研究、そして一般の商用利用へと発展していった。1969年10月29日22時30分、ARPAネットで初めての通信が行われたことに由来して、10月29日は「インターネット誕生日」となっている―(注1)ということだそうです。
 では世界で最初にネット経由で送信された言葉とは何だったのでしょうか?調べてみましたら、上記の10月29日「誕生日」に送信しようとした言葉は「ログイン(LOGIN)」だったそうですが、最初のLとOの 2 文字しか送信できず失敗したそうです。そして55年前の今日、初めて意味のある文の送信に成功したそうで、その文とは"lo "だったそうです(注2)。本当は"lo and behold "という言葉を送りたかったのですが、最初の単語だけが送信できたのだそうです。"lo and behold "は辞書を引くと「驚いたことに」、「驚くなかれ」、「何ということか」、「そして何と」といった訳文が提示されており、会話で相手の注意を引くために使われるという説明が添えられていました(注3)。個人的には"lo "には「ねえ!聞いて!(あるいは見て!)」という和訳を当ててみたいのですが、いかがでしょうか。
 ブログ主が生まれて初めて電子メールの送受信を行ったのは、1995年(平成7年)に仕事場のPCでした。使用していたOSはもちろんWindows95でした。自分がどんな文章を送信し、受信したか記憶していないことが残念です。記念にテキストをファイルにして保存しておけばよかったと後悔しています。皆さんは電子メールでの初めての送受信の言葉を記憶されていますか。
 下の写真(注2)は当時のARPAネットの端末ですが、55年前のことですからコンピュータは、やはり大型汎用機だったことが分かります。記憶媒体は昔懐しいオープンリールの磁気テープです。これらのマシンの筐体だけでブログ主の仕事場は確実に満杯になってしまいそうです。この巨大なシステム一式が、今では掌に収まるスマホになっているということが驚きですね・・・しかもテキストだけでなく音声・動画もやりとりできるのですから。

(注1)https://zatsuneta.com/archives/111215.html
(注2)https://axessnet.com/en/49th-anniversary-of-arpanet-internet-predecessor/
(注3)https://eow.alc.co.jp/search?q=lo+and+behold

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