昨日、福岡市中心部のアクロス福岡で標記のシンポジウムを開催しました。新型コロナウイルス感染症対策のため、リアルの会場は少人数に限定し、オンラインと組み合わせたハイブリッド方式での開催といたしました(上の写真です)。
近年のICTの普及拡大に伴う新たな社会問題の顕在化を背景として、ビジネスの力で社会問題の解決に取り組む「ソーシャル・ビジネス」が活発化しています。社会問題に対応する活動領域には市場性が存在するとは限らず、ソーシャル・ビジネスはこれを打破するための革新性を伴うため、そのプロセスは「ソーシャル・イノベーション」と呼ばれます。その中心的な担い手は、新しい社会的価値の創出を志向する「ソーシャル・アントレプレナー」です。本シンポジウムでは、ソーシャル・イノベーションの担い手となるアントレプレナーの育成や、ソーシャル・アントレプレナーの活動基盤となる「イノベーション・エコシステム」の形成に関する政策課題について検討いたしました。