
田島神楽は、福岡市の案内によりますと、旧暦6月1日の「サナボリ」の祭り(田植え終了後の祭り、現7月の早苗祭)で、近世には神官が明治維新後には田島神楽社(明治4年創設)が氏神田島八幡宮に奉納してきた福岡市唯一の神楽です。旱魃予防のため、毎年樋井川沿いの薦ヶ渕に捧げた人身御供に代えて神楽を奉納し、万年願として今日まで伝えられていますとのことです。平成9年度に福岡市の指定文化財になりました。上の写真は「水鬼」という演目で、鬼の扮装をした演者が、桶に入った水を舞いながら柄杓で観客にかけることが特徴です。私も水をかけてもらいました。暑いのでちょうどよいです。
大水害に見舞われ多くの方が亡くなられている朝倉市は、ここ福岡市の中心部からは直線距離で約30キロです。今回の豪雨をもたらした「線状降水帯」はその名前の通り、線状なので、いつ福岡市に移動してくるか心配です。なにしろその「線」の幅は約20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルだそうですので、少し北上すれば福岡市上空に簡単に達してしまいます。