
昨日のブログでもご紹介いたしましたが、サザエさんの作者の長谷川町子さんが創作活動を始めた場所は福岡市内の西新という町でした。現在、福岡市営地下鉄の西新駅近くには「サザエさん通り」という通りがあり、サザエさんと長谷川町子さんの銅像が立っています(上の写真です。去年8月の本ブログで一度ご紹介しました)。この銅像の構図は『サザエさん打ちあけ話』(朝日新聞出版 2016年)という著書の表紙のデザインを立体化したものです。同著書の中に作者がサザエさんのキャラクターを創作した経緯が紹介されています。長谷川町子さんの自宅のすぐ近くが博多湾の海岸で、そこを散歩しながら、サザエ、カツオ、ワカメといった登場人物の名前を考案したそうです。昭和21年ころのことでした。2020年現在の西新は海岸からはかなり遠くバス停にして3つ分くらい離れています。戦後、海浜の埋め立てが進んだためでした。現在の海岸線(百道浜)は人工海浜になっています。