タイトルの意味は「狂言者の正義」
語り手は狂言者・・・つまり、理性が保てなくなる人。
ファナチコのお母さんは誰だか分からなくなるまでぐちゃぐちゃにされた
→おかしい点の1つ目。お母さんは顔が分からなくなるまでぐちゃぐちゃにされたのに、
どうしてファナチコはお母さんだってわかるのか?。
ファナチコが家に帰るとお姉さんが夕飯を作っていた。
今日の夕飯はミートソーススパゲッティ。
→ここで、人肉と思った人、惜しい、実は。ヒントはこの次からの文章であった。
お母さんのスパゲッティには隠し味があった。お姉さんのは・・・お袋の味
→おかしい点の二つ目です。お母さんのスパゲッティの隠し味を、どうしてお姉さんは知っていたか。
ファナチコがいっぱつでお母さんのと同じだと分かるとは、変ではないか?
実は、これ
お姉さん→お母さん。
つまり、殺されたのはお姉さん。
ファナチコは狂言者なので、一度「母親は殺された」と思い込むと、理性が保てなくなってしまい、
お母さんをお姉さんと呼ぶようになってしまった。
母親を殺したというヤクザたちを倒し、正義ぶっていたけれど、実は違っていた。
つまりは、勘違いからおかしくなってしまったファナチコの自称・正義だった。
母親を殺したと言って、毎日毎日復讐のためだけに動くファナチコ、、、