しっとう?岩田亜矢那

神戸で活躍するタレント「あやにゃ」こと岩田亜矢那さんを勝手に応援する非公認ファンサイトですか?

意味がわかると怖い話3260 「死に別れた姉」

2021年09月06日 20時06分11秒 | 意味がわかると怖いコピペ
中学三年のときのこと。
転校生がうちのクラスにやって来た。
Aという名の男子だった。
クラスは同じで、席は俺の隣。
すぐに仲良くなれた。

お互いの家族の話していたときに、Aには死に別れた姉がいたことを打ち明けてくれた。
神経系の難病で、意識はあるんだけど身体は動かなくなっていって、最期の数年間は寝たきりで、動けなかったらしい。
とても重い話を初対面で打ち明けてくれた。
心を許してくれた証拠だろうから、良い友達になれそうだと思った。

その日の放課後に、Aの家に遊びに行くことになった。
Aの家は新築で、よくある小さな建売住宅だった。
両親とも共働きで、昼間家にはずっとAが1人なんだという。

しばらくAの部屋でゲームをして遊ぶ。
でもすぐに飽きてしまって、Aな前の学校の話を聞いていた。
そんな話から、俺は何の気なしに
「そういえば、Aの死んだお姉さんのことなんだけど。」
という言葉を言うと、Aの顔色が変わった。
「もう、その話はいいだろ!」
怒っているようだった。
やっぱ、深追いしちゃまずいことなのだろうか。
その日は、気まずくなってしまって、俺は帰ることにした。

次の日から、また何事もなくAとは仲良く友達として接することが出来た。
ただ、一週間経ったある日のこと。
Aが、急に学校を休んだんだ。
先生によれば、前の晩、寝たきりだったAのお姉さんが自宅のベッドで亡くなったのだという。