完封がかかった秋山、
球数もまだ81球なのに何故交代!
そうこれが引退試合の驕る広島東洋の石原慶幸捕手の最後の打席だから。
同学年の、そしてこれまた今年限りで虎のユニフォームを脱ぐ能見篤史と、
と言う矢野SGの演出である。
順位のかかったシーズン中、
CSの本拠地争いしている昨年までだったらちょっと取れない采配。
ノーミンがマウンドに上がった途端、
まるで意地悪をするような土砂降りの雨、
これまたシーズン中だったら試合を一時中断するようなレベルだったけど、
球審須山もさすがに空気を読んで試合を止めない。
そんな大雨の中でもオールストレートの真っ向勝負!
戦力外通告を出した谷本修球団本部長→矢野SGラインに後悔させるかのような、
140Km後半のクロスファイヤー。
前の回にマスク被っただけで、「打席は期待しないで観ましょう」
と解説山本浩二が言ってたくらいだから、
勝負はライトフライに斬って取ったんだけど、これぞ消化試合の醍醐味ですな。
あと、大山が岡本に1本差に迫る28号HR。
10日の悪徳ジャイ戦が、今季最終戦でなくて本当に良かった。
若しそうなら大山と岡本に四球合戦、
せっかくの球児の引退試合が白けたモノになってただろうし。
球児の最後の相手は、悪徳ジャイの若き四番岡本、
って演出も期待できなかっただろうし。