この話は、書斎の扉が二つ以上・・・・あった場合と
一つだけ・・・・しかなかった場合とでオチが変わる。
しかし前者の場合だと怖い話ではなくなってしまうので、
しかし前者の場合だと怖い話ではなくなってしまうので、
ここでは後者の場合を考える。
本文中には、前半の『スッ』と後半の『バタン』の二つの開閉音が登場するが、
本文中には、前半の『スッ』と後半の『バタン』の二つの開閉音が登場するが、
一つの扉からこんな音はしない。
(開閉時に『スッ』という音が出るのは引き戸、『バタン』という音が出るのは開き戸 )
よって、この二つの開閉音はそれぞれ別の扉によるものだったとわかる。
このうちどちらかが書斎の扉の音であると考えられるわけだが、
(開閉時に『スッ』という音が出るのは引き戸、『バタン』という音が出るのは開き戸 )
よって、この二つの開閉音はそれぞれ別の扉によるものだったとわかる。
このうちどちらかが書斎の扉の音であると考えられるわけだが、
本文中の記述を踏まえて考えると、妻が書斎を出て行った後に何者かによって書斎の扉が閉められていることがわかる。
語り手宅には語り手とその妻の二人しかいないことは本文より明らかなので、
語り手宅には語り手とその妻の二人しかいないことは本文より明らかなので、
これより語り手宅に何者かが侵入している可能性がある、と判明する。