元々「古典への誘い」って銘打ってるくらいだから、
初心者向けで、演目は判り易く短いもの、
しかもコロナ対策で、本物の歌舞伎も部を分けて各部は短くなっている。
(席ではマスク外すの厳禁なので幕の内弁当食べられないし)
にしても、これは短過ぎるやろ!
これで12,000円はなんぼなんでも。
「寿式三番叟」は、素顔のままの舞で、それも結構地味な物、
次の御目見得口上は、そのままのご挨拶。
休憩20分挟んで「男伊達花廓」、
やっと歌舞伎が始まった、待ってました~と思ったら20分ちょっとで幕が閉まると。
でカーテンコール3回して終わり。
感動してスタンディングオベーションしてる人もいたけど、
きっどさん呆気にとられちゃったよ。
「えっ、ええ、これで終わりなん??」
通常の4~5時間にも及ぶ、合間に何度も休憩を挟む歌舞伎に慣らされてるんで、
普段は最初の軽いのが終わって、さあさあこれからって頃に、
もうカーテンコールて。。。
きっどさん結構後の方にチケット取ったんだけど、
ちょうどイベント規制が緩まったタイミングで、
めちゃめちゃ前の方の、しかも花道代わりの右側やったんで、
(南座ならご贔屓筋にしか流れないレベルの席)
S席12,000円でも
「海老蔵の睨みを間近でみられたし」と納得なんだけど、
実は2階席も同じ12,000円のS席、こりゃムカついてる人もいるかも。
だってフェスティバルホール、入場前に体温チェクと消毒は当たり前、
チケットの半券の裏に名前と電話番号書かされたり、
大阪コロナ追跡システムに強制登録で、
更には本当に登録したか、完了画面を何度も、何度も確認させらるんだから、
おじいちゃん、おばあちゃん達なんかパニクってたから。
これだけ手間を掛けて、1時間前から入場して、
しかもロビーで延々待たされて、
それで、舞台はわずか1時間程、歌舞伎に関しては20分、
しかも12,000円てか?!
本来なら今頃、
十三代目市川團十郎白猿
を襲名して、このツアーは襲名披露であった筈。
そう考えるとお金が必要なんだろうけど。。。
同じ地方巡業でも去年、岸和田で観た
松本幸四郎襲名歌舞伎は豪華で楽しかったな~、安かったし。