意味がわかると怖い話２９４８ 「クロコダイル」

今日は、寒さが骨身に凍みるゼ。
なぁ、そこのアンタ。
ちょっと、オレの話を聞いて
いっちゃくれねぇか？

オレがヤツと出会ったのは、
ちょうど１年前。
ロシアに旅行中、
ちょっと悪い仲間に、
『どうだ？』って、
紹介されてからの付き合いだ。

最高にクールでイカしたヤツさ。
オレは瞬く間に、
ヤツに夢中になったね。

だけど、半年も過ぎた頃かな？
ちょっと風通しの身体になっちまって、
周りの奴らから、
ヤツとの縁を
ムリヤリ切らされたってワケさ。

まぁ、オレはヤツにこんな身体にされちまったが、
後悔はしてねぇ。
だが、もし、他の奴らが、
ヤツに出会ったとしたら、
オレはやめとけ。
って、言うだろうな。

あぁ、ヤツの名前が知りたいか？
『クロコダイル』だ。

おい。
危ない考えは、やめろよ。

オレは忠告したからな。 

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