《解説編》意味がわかると怖い話３０２２ 「猫」

語り手は人を轢いてしまったのでは？という事しか心配していない。

車から降りた時、確かに人は居なかった
しかし、人以外の生き物は居た。
語り手は人でなかったので安心して、轢いたのを放置して帰ってしまった。

窓の外にいたのが無数の猫、ということから轢いた生き物は猫と考えられる。

そして一番恨めしそうに睨んでいた三毛猫
三毛猫は殆どメスなので、この三毛猫の旦那さんか子供が轢かれたと考えられるが、

自分の腹を痛めて産んだ我が子の方が強い思いがあるので、
この話では子猫が轢かれたという事か。

他の猫達について、

住宅街に住む野良猫達は、母猫の縄張りで暮らし続けるらしい
よく猫の集会といわれるように、一カ所に無数の猫が集まってることがあるが、
それは殆ど家族で集まっているそうなのである。

なので語りての家を囲っている猫はみな、子猫の家族や親戚。

多分、語り手は家から出たら一斉に飛びかかられて…

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