年末年始日本映画専門チャンネルで特集してた悪名シリーズから「悪名市場」
写真を見せたら「このおっさん誰?」と言われてしまった。
失敬な!
右は八尾の朝吉親分を演じる勝新太郎。中村玉緒の旦那さん。
左はモートルの貞の弟、清次を演じる田宮二郎。初代「白い巨塔」財前教授であります。
我々の親世代がリアルタイムなんだけど、
その両親を始め八尾の人は悪名シリーズが大嫌いやった。
理由は「今東光の悪名のせいで八尾がガラ悪く思われる」と。
「いやいやホンマにガラ悪いから」
ときっどさん世代は思ってたけど。
だいたい勝新は江戸っ子なので関西弁自体怪しいし、
京都育ちの田宮二郎でさえ、河内弁喋られてないし。
今のNHK朝の連続テレビ小説
「おちょやん」
は日本の映画テレビ史上、多分初めてネイティブな河内弁が話されてる画期的なドラマ。
「河内のオッサンの唄」や「嗚呼花の応援団」なんぞ河内弁でもなんでもないし。
実は「おちょやん」は南河内、きっどさんは中河内なんで、
ホントはビミョーに違うんだけど。
話は逸れた。
物語は朝吉親分が乗り込んで行った港町には
芦屋雁之介、小雁が演じる偽物の朝吉親分と清次が居て、
と言う、
今回は誰も死なない軽い話。
更に帰りの船の中では更なるニセモノの清次が登場
なんと藤田まこと、
このラストが次作
「悪名波止場」
に繋がって行くのであります。