《解説編》意味がわかると怖い話３０６５ 「携帯メール」

スマホがほぼ普及して、フリック入力がスタンダードだけど

この数字は昔懐かしい「ガラケー打ち」

あ１ か２ さ３
た４ な５ は６
ま７ や８ ら９
＃、。 わ０ ＊゛゜

「１」を5回押せば「お」になる…。
それを用いて会話を見てみると。


「美佐子、今日食べに行かない？ラーメン食べる？」
(２２２２２＊ ７７７７ ０００ ＃ ７７７ ９９)
↓
ごめん、無理


「勉強難しかったよねー・・・美佐子もできなかった？」
(０ ４ ３３ ６ ＃ １ ４ ７ ２＊ １１ １１ ５５５５５
８８８ ＃ ６６６ ３＊ ２２２２ ５ １１ ４４４４＊)
↓
私は、頭がいいのよ、ふざけないで



「美佐子・・・。私の事、仲良しだって思ってる？」
(３３ ５５５５ ！ １１１ ３＊ １１ ０００ ４＊ ２２２２
４４４４４＊)
↓
死ね！うざいんだよ


次のメールは美沙子からくれた。↓
(１１ ７ ２ ９ １１ ２２２)
↓
今から行く


「・・・仲良しって思ってくれてるの！？うれしいな！」
(２２２２２ ９９９９９ ３３ ５５ １１ ２２２ )
↓
殺しに行く


まず、語り手の心理状態も実は危うい。
語り手にも分からない暗号でメールを送っているというのに
なぜ全て仲良しに結びつけるのだろうか？

最初のラーメンの誘いはまだそこまで関係は悪くなかった。
語り手の異常なる友情愛に美沙子もイライラ来たのだろうか。

友情に溺れて、手に持ってるケータイがあるのに、暗号を解読できない
語り手が一番恐ろしい。 

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