「しばらくまっすぐで、十字路に来たら左ね」
「りょーかーい」
狐が化かしに来ると噂のキャンプ場で何事もなく一晩を過ごした私達は
物足りない気持ちで帰り道を走っていた。
この森に本当に狐なんていたのだろうか、などと考えながら窓の外を眺めていると
思いも寄らないところで彼がハンドルを切った。
「ちょっと、曲がるのは十字路って言ったでしょ?!ていうかここ左に道なんて無いじゃない!?」
「ごめん、ついうっかり」
突っ込んだのが茂みで助かったけど、具合が悪いなら休ませた方がいいのかな・・・
「りょーかーい」
狐が化かしに来ると噂のキャンプ場で何事もなく一晩を過ごした私達は
物足りない気持ちで帰り道を走っていた。
この森に本当に狐なんていたのだろうか、などと考えながら窓の外を眺めていると
思いも寄らないところで彼がハンドルを切った。
「ちょっと、曲がるのは十字路って言ったでしょ?!ていうかここ左に道なんて無いじゃない!?」
「ごめん、ついうっかり」
突っ込んだのが茂みで助かったけど、具合が悪いなら休ませた方がいいのかな・・・