《解説編》意味がわかると怖い話２９０７ 「レストラン ＢtoＺ」

元ネタは
綾辻行人さんの
『眼球奇談』に収録されている
『特別料理』



イカクイ男性とゲテモノ料理のレストランの話なのだが、
選ばれた常連には特別コースが振る舞われるようになる、

最終的に振る舞われるのはなんと、
自分自身の身体の一部を使った料理。

元ネタでは指をオススメしていたが、
『希望によって他の部位でも可能』
となっていたので、
以下のように「自分の脂肪 」を使っている。

つまり、語り手の女性は、
【自身の無駄肉を文字通り切り落とし、調理されたモノを食べる】
ことで体型維持をしていたわけである。

この、究極とも言えるキャッチ＆リリース（リリース＆キャッチ？）が意味恐１つめ。



さて、二重構造の２つめだが、
これは本文と題名の合わせ技。

まず、題名の『ＢtoＺ』。
これは『Ａ』
つまり『頭がない』＝【頭を取る】
という意味であった。

そして、本文。

１行／３行／２行　という段落に分かれている、

この段落の【頭を取って】アルファベットに直すと、

【Ｉ　ＥＡＴ　ＭＥ】
『私は私を食べる』

となる。

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