『そして、もう犯人は解っていたのだ。
そう、犯人はあいつしかいない・・』
そう、犯人はあいつしかいない・・』
お爺さんが犯人と勝手に断定しているのは郵便配達人。
動機は
『車も通らないような人里離れた山奥』まで毎日毎日手紙を配達させらる事にムカついていたから。
この爺さんの推理の間違ってる点は、
若しこの動機で殺害するのなら、孫のジェシーではなく、
語り手の爺さんを殺す方が合理的である事。
孫のジェシーを殺害したら孫からの手紙は来なくなるけど、
公共料金の通知書や、DM等、市役所からの案内等
人付き合いの無い爺さんでも必ず郵便物は届く。
爺さん自体を殺害すれば、どんな郵便物も配達不要となる。
明らかに頓珍漢な推理で、
勝手に犯人と決めつけた郵便配達員を、
いったい爺さんはどうするつもりなのであろうか?