[IT土方]ひながたとかマニュアルとか

ムカシ常駐していた独立系のけっこう勢いがあるＳＩｅｒがさ、ドキュメントだのマニュアルだのなんだの、テンプレートなり基準なりが整備されていないことを、逆に開き直って「誇り」にしていた。

「オレたちはすべてをマニュアル化せずにカスタマイズする」みたいな。。
アホかってーの。そのくせoracleだのREDHATだの、プロダクトをわざわざ買って使ってるじゃねーか。なにがカスタマイズだよ。

まあそれは重箱の隅だけどさ、現場の品質っていうのは、作業者によって生産性やアウトプットの品質にバラつきがでないようにすることなんだよ。これに尽きるといってよい。
そのためにはドキュメントテンプレートとかマニュアルとかなんとか基準とか作業フローの整備とか、ゼッタイに必要なの。

このＳＩｅｒはさ、それをわかってるくせに、ほっかむりして、強がって「オレたちはマニュアル化しない」みたいなことをほざいてるから。。
二重にバカだな。
でも、これはだいぶムカシのハナシだから、今はその会社も変わってきてるとは思うけどね。いいかげん、自分たちのバカさ加減に気付いていることだろう。気付いてなかったらツブれてくれ。

こういう整備っていうのが地道なんだけどさ、一時的に、生産性がもっとも高いヤツらを拉致監禁してチーム組んで、集中的にやっちまうのがいちばんいい。

それにより、一時的にプロジェクト体制は混乱するかもしれないけどな。
これを、上層部の決断でできるか、できないかなんだよ。生き残れるＳＩｅｒの違いはね。

それと、うかつに外注でそういう整備をやろうとしないこと。外注にできるわけねーじゃん！　そこのローカルルールとか慣習とか、知らねんだから。

「作業」のところで、単価が安い外注（ほぼバイト）を集中して雇うんだったら、いいけど。