【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

[IT土方]何度も何度も打合せ

2007-05-17 05:30:32 | IT土方(業界体質を小声で批判してみる)
月例をやり、週次定例をやり、進捗や確認事項については随時メールや電話でやりとりしているにもかかわらず。。
何度も何度もベンダを呼ぶ。呼んで意識のズレを修正する。

言い方を帰れば、話をするたびに、認識のズレが少しずつ広がっている。だから、常に、手綱を離せない。

超非効率でアホらしいビジネスのやり方だ。。

ベンダには、カネを払ってまとまった作業を依頼する。それとともに、その作業に付帯してくるもろもろのスケジューリングなり管理なりも依頼することになる。
作業を依頼するのはなぜか? それは、カネを払ってでも、完成したシステムなりモジュールなりの「成果物」がほしいからだ。

成果物を、期限までに、確実にほしい。
成果物は、すりあわせした、こちらが思ったとおりのものがほしい。アタリマエだ、カネ払うんだから。ビジネスなんだから。

でも、不安で不安で仕方がない。
ベンダはできる限り自社の利益を優先する。つまり、サボろうとするわけよ。ほっとくとサボろうとするからつかまえておかないといけない。

そもそも、その依頼はほぼ100%、ムリを言っていることが多い。
カネ払って、ムリなことをお願いしている。

だから、納期どおりにちゃんとしたモノが仕上がってくるか、不安なんだよ。
進捗管理も、逐次ケツを叩かないといけない。


こういう仕事のやり方が、そもそもキラいなんだ。もちろん、業界そのものもキラいだ。(キラいなのになぜいるかって、カネのためだよ)

ケツを叩いたり確認したりなだめたりすかしたりするのが、すべて時間のムダに感じるので、いわれたことを納期までにびしっとやってくれるヒト、あるいは会社と、さくっと仕事したいだけなんだよ。

別にさ、払ったカネ以上の仕事してくれとはいわんよ。言われたとおりに、決めた時期までにやってくれ、と。言われた内容がわからなかったら聞いてくれ、と。
そういうごく当たり前の要求をしているのに、それを守らないヤツなり会社が多い。いや、ほとんどそうだ。

今のインフラのフェーズのプロジェクトマネージメントとは、ほとんどが、サボろうとするステイクホルダどもをなだめすかしてつなぎとめるのが仕事になっている。
スケジュールを維持するのが精一杯。

ベンダとか他部署とかのケツ叩かないと、上司からあーだこーだいわれるし。。 

「ナメられないように」「オマエらが動け、と言ってやれ こっちでかぶるな」とか。。あるいは「値引きさせろ」とか。

遅れたら「仕切りが悪い」とオイラのせいにされるし。。

オイラはプロパじゃねーっつーの。それこそオマエが出ていって言えよそれを。my businessじゃねーよ。

それは、本来の「仕事」じゃねーだろーよ。IT土方だって本来は純粋な頭脳労働であるべきだろう。

でも、オイラみたいなある意味「柔軟性」のないフリーの「シニアIT土方」を、マネージメントすんのも大変なんだろうなあ、と同情はするよ。でもそれがヤツらの仕事だからな。

オイラも、チクチク文句は言ってるけど、結局ある程度やることはやってると思ってるけどね。。