【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

我々はまとまった時間ができると何していいかわかんなくてスマホみる

2014-08-25 20:05:47 | 重要
スマホとかタブレットとかね、そういうのは「まとまった時間をつくる」ためにあるべきであって、もちろんこういったギアにはそういうポテンシャルが十二分にある。

一言で「便利」とはそういうことなんだ。

にもかかわらず現代人はこういうギアたちに「可処分時間」を吸い取られている。
昔のSFでロボットに地球を乗っ取られるのと似たような状況である。極端にいえば、ね。

便利とは中毒になることではなかったはずなのだ。


でね、なんでこうなっちまったんだろう?と考えたときに、ひとつわかったのはね、

我々はそれほど、まとまった時間が捻出されることに魅力を感じてないわけね。
カンタンにいうと「何していいかわかんない」ってことだと思う。

だから、時間を有効に使うでも浪費でもかまわないから(なるべくなら前者で、ぐらいで)ヒマな時間をつくらないようにしている。
のであるから、まとまった時間を捻出する、なんざ、完全に逆行なわけね。

でもさあ、まとまった時間を捻出する理由は途方にくれたいからじゃないんだよ。その時間をどかーんと、まとまった時間じゃないとできない、超有意義なことにあてたいだけなんだよ。
だって時間って貯金できないんだから。という意味ではカネよりも手強い。


時間がね、できるそばからスマホみたりして、「浪費」していくのって。。
考えてみればすごく贅沢なこと。そしてそれが「庶民」が求めていたことなのかな、って。
ちょっと悲しい結論だがな。

別にギアのせいではない。自分、ひいては先進国の人間はみんな「そっちの方向性」を選択している。
なんというか、個々が意志が強いかとか弱いとか、あんまり関係ないような気がしてきたんだよね。