-イトイ新聞
--社長に学べ!
---株式会社ロフト 安森健
[第十五回]
糸井
だから、ロフトというお店の性格も安森さんと、似てきてるんでしょうね。
安森
うーん‥‥そうなのかな?
糸井
だって、こういうおしゃべりの時間も含めて「ムダ」ってキライじゃないでしょう?
安森
それは、そうかもね。
糸井
ロフトだって、同じだと思うんです。
たとえば、そんなには売れない商品を、ムダだといって引っ込めてたら、ロフトという店には、ならないわけで。
安森
ああ、それは、そうだ。
糸井
でしょう。
安森
ただね、仮に経常利益が「3分の1」になったとしたら‥‥?
「ムダなものは、外せ」って指示が出ますよ、いくらロフトといえども。
糸井
はい、はい。
安森
でもね、そうするとね、もっとダメなんです。
つまり「売れないもの」も、必要なんです。
糸井
お店というものには。
安森
ええ、売れない商品を外していくとどこへ行っても置いてある商品しか残らない。
それがね、結果として、ロフトという店の魅力を削いでいくんです。
糸井
他の店と同じになっていくんだ。
安森
そう、おもしろみが、まったくなくなる。
フシギなものでね。
糸井
一人の消費者として想像してみても、「売れてる商品しか置いてない店」って、ちょっと、息が詰まりそうですね。
安森
とはいえ、ビジネスでやっているわけですから、いくら「おもしろみ」とはいえ
まったく売れないものをずーっと置いておくわけにもいかない。
そのあたりの「さじかげん」を、現場がどこまで的確にやれるか。
そしてそれは、「どれだけ、お客さまを見てるか」ってことにかかわってくるんだと思うんです。
--社長に学べ!
---株式会社ロフト 安森健
[第十五回]
糸井
だから、ロフトというお店の性格も安森さんと、似てきてるんでしょうね。
安森
うーん‥‥そうなのかな?
糸井
だって、こういうおしゃべりの時間も含めて「ムダ」ってキライじゃないでしょう?
安森
それは、そうかもね。
糸井
ロフトだって、同じだと思うんです。
たとえば、そんなには売れない商品を、ムダだといって引っ込めてたら、ロフトという店には、ならないわけで。
安森
ああ、それは、そうだ。
糸井
でしょう。
安森
ただね、仮に経常利益が「3分の1」になったとしたら‥‥?
「ムダなものは、外せ」って指示が出ますよ、いくらロフトといえども。
糸井
はい、はい。
安森
でもね、そうするとね、もっとダメなんです。
つまり「売れないもの」も、必要なんです。
糸井
お店というものには。
安森
ええ、売れない商品を外していくとどこへ行っても置いてある商品しか残らない。
それがね、結果として、ロフトという店の魅力を削いでいくんです。
糸井
他の店と同じになっていくんだ。
安森
そう、おもしろみが、まったくなくなる。
フシギなものでね。
糸井
一人の消費者として想像してみても、「売れてる商品しか置いてない店」って、ちょっと、息が詰まりそうですね。
安森
とはいえ、ビジネスでやっているわけですから、いくら「おもしろみ」とはいえ
まったく売れないものをずーっと置いておくわけにもいかない。
そのあたりの「さじかげん」を、現場がどこまで的確にやれるか。
そしてそれは、「どれだけ、お客さまを見てるか」ってことにかかわってくるんだと思うんです。