頸の話題に続き、肩の話題です。
長時間の座り仕事などで首が前に出て、
さらに肩が前に丸まるようになると僧帽筋が引っ張られます。
肩こりと呼ばれる違和感は、主に僧帽筋が緊張し、肩甲骨の
動きが柔軟性を失うことで生じます。
ここで視点を変えて、広背筋という筋肉に
注目してみます。

広背筋は、二の腕から仙骨(背骨の一番下、骨盤にくっついている部分)
にわたって背中を支える、身体で最も大きな筋肉です。
ピラティスのクラスでは、ほとんどすべてのムーブメントを、
肩を引き下げることによって使います。そして「肩を引き下げる」
というときには、必ず広背筋が入っているかどうかをみていきます。
何気ない日常のなかでも、この部分を意識してみましょう。
電車のつり革、または手ごろな高さの棚などに手をひっかけて、
二の腕の力を使って下方向に引き下ろしてみます
(手は握りすぎないようにしておきましょう)。

このとき肩甲骨の下角は矢印の方向に動きます。
反対側の手で、肩甲骨の下と肋骨の背中側(図で赤く塗った部分)を触ってみて、
力がかかっているかどうか確かめてみてください。
肩の位置は前に出すぎず、身体の真横にあると力が伝わりやすいでしょう。
いわゆる「脇を絞める」という感覚です。
肩が引き下がることで、耳と肩のあいだのスペースがつくれると、
視野が広くなり、自然に首が長くなったような感じがするかもしれません。
広背筋がきちんと仕事をしてくれると、
肩に感じていた違和感はいつの間にかなくなっていることに気が付くでしょう。
長時間の座り仕事などで首が前に出て、
さらに肩が前に丸まるようになると僧帽筋が引っ張られます。
肩こりと呼ばれる違和感は、主に僧帽筋が緊張し、肩甲骨の
動きが柔軟性を失うことで生じます。
ここで視点を変えて、広背筋という筋肉に
注目してみます。

広背筋は、二の腕から仙骨(背骨の一番下、骨盤にくっついている部分)
にわたって背中を支える、身体で最も大きな筋肉です。
ピラティスのクラスでは、ほとんどすべてのムーブメントを、
肩を引き下げることによって使います。そして「肩を引き下げる」
というときには、必ず広背筋が入っているかどうかをみていきます。
何気ない日常のなかでも、この部分を意識してみましょう。
電車のつり革、または手ごろな高さの棚などに手をひっかけて、
二の腕の力を使って下方向に引き下ろしてみます
(手は握りすぎないようにしておきましょう)。

このとき肩甲骨の下角は矢印の方向に動きます。
反対側の手で、肩甲骨の下と肋骨の背中側(図で赤く塗った部分)を触ってみて、
力がかかっているかどうか確かめてみてください。
肩の位置は前に出すぎず、身体の真横にあると力が伝わりやすいでしょう。
いわゆる「脇を絞める」という感覚です。
肩が引き下がることで、耳と肩のあいだのスペースがつくれると、
視野が広くなり、自然に首が長くなったような感じがするかもしれません。
広背筋がきちんと仕事をしてくれると、
肩に感じていた違和感はいつの間にかなくなっていることに気が付くでしょう。