マスカレードホテルを読み終えました。
東野圭吾さんの小説です。
図書館にある東野さんの本を全部読んでみようと思って、挑戦しています。
あと、4冊かな?貸し出されていて、戻って来るものがあるので、まだ見ていない本もあるかもしれませんが、結構読めたかなと思っています。
4つの事件、いかにも連続殺人事件のように見せかけて、実はそうではない。
4つ目は阻止しようと警察が事件が起こると予想されるホテルに潜入する。
ホテルマンになりすます刑事、指導役の女性。
様々な怪しい客への対応。
ホテルマンとしての常識などが学べて事件とは関係ない部分でも楽しめます。
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私が教員時代、美術部の生徒たちにしていたのは、このような身だしなみや心の在り方などでした。絵よりもその方が多かったかもしれません。ハートの教育です。
当時の校長先生もそのようなお話をよくしてくれました。そのお話の中に、ホテルマンの話もありました。
「これはなんだ?」 「湯垢でございます。」「なに? 申し訳ございません、すぐにお取替えいたしますとなぜ直ぐに言えないんだ!」
という話を覚えています。
ホテルの社長が我が校の校長と食事会をしていての一コマです。
お湯割りを頼んだら、その中に湯垢が入ってしまったのでしょう。
「これはなんだ?」に対する答えは、「それはなになにです」がテストでは正解です。
しかし、ホテルでは、「申し訳ございません、すぐにお取替えいたします」が正解なのです。
湯垢は別に飲んでも問題はありませんが、お客様に出すときには、ない方がいいでしょう。自分ではわかっていても、飲む側は何か異物が入っていると感じます。それに気づく目配りと気配り。
こんな話もとても参考になりました。
ホテルのこうした体験談をもっと読みたいなあと思いました。