絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

雪景色 秋平の雪3

2013-03-30 | 私の絵
まだ、題名を決めてないので、いろいろな名まえで書いていますが、10号は秋平の雪でした。



部分を見てください。結構丁寧に描いています。

 

細い枝を描くのが大変です。しかし、楽しみでもあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉田松陰 続き2

2013-03-30 | 読書
私は、吉田松陰を読んで頭に強く残っているのは、野山獄でのことです。

罪を犯して、牢に入れられている人たちに、自分の考えを話した。そうしたら、その話に
みんなが興味を示して、松陰の話を楽しみに聞くようになった。

松陰は、日本中を旅して周ったことや、本から得た外国の知識を語ったそうです。
そして、今の日本はどうすればよいか、幕府の対応は?などを語ったそうです。
いつしか松陰はみんなから先生と呼ばれるようになった。

また、牢に入れられている人の中には、寺子屋の先生がいたり、書が上手な人がいたので、その人たちを先生にして、みんなで教えてもらおうということになった。
俳句を学び、書を学び、中国の歴史、日本の歴史などを学び、ヨーロッパのことまで学んだそうです。

すると、夢も希望もなく打ちひしがれた牢獄生活をしている囚人たちが、目を輝かせて生きる希望を持ち始めたそうです。まるで、そこが学校のような学び舎になったのです。

松陰は根っからの教師でした。読んだ本の内容を語らずにはいられないということでしょう。

ーーーーーーー

因みに私は、高校の教師をしていました。学校には、それぞれの専門知識を持った先生がたくさんいるのです。だったら、それを生かさない手はない。数人で集まって、勉強会をしようとやり始めました。歴史の先生は歴史を、科学の先生は科学を、私は美術の話をという具合です。ココスというファミレスへよくいったので、そこでもやりました。
勉強会の名前を「ヒエログリフ勉強会」と名付けました。エジプトの象形文字の名前がなかなか覚えられなかったので、名前に使えば、覚えられるねということで利用しました。

この勉強会は、吉田松陰の野山獄を知っていたからです。

ーーーーーーーーー
今回、松陰の本を読んで、知ったことは、この野山獄での松陰の読書量です。
一年で、500冊、牢を出てからもその読書は続いたので、三年で1500冊読んだそうです。今と違って、手書きの本でしょうから、文字数は少なく一冊読むのが早いのかなと思いますが、しかし、内容は漢文でしょうか。

そして、その内容をみんなに話したり、自分で文章を書いてまとめたりしています。
書いた本も30冊以上のようです。

孔子、孟子などの本も、ただそのままではなく、松陰の解釈で読んでいるそうです。


すごいのは、その松陰の話を聞いた囚人はもちろんのこと、牢番の役人まで、松陰を先生と呼んで、弟子になったということです。

松下村塾から出た人たちは、後に明治維新で大活躍をする人たちですが、松陰が言ったことの重要なことは、「学者になるな、実行がなければならない」「自分に誇りを持って生きよ」だったそうです。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉田松陰 続き1

2013-03-30 | 読書
いま、読み終わりました。
結局、安政の大獄で井伊直弼に殺されたということが結論のようです。

井伊直弼は、幕府にとって危険な思想を唱える学者などを捕えて罰しましたが、
その中に、梅田源次郎という人がいて、その人が萩へ来た時に松陰を訪ねてきたことから、何を話したのかと
尋問されることになった。それが、江戸へ呼び寄せられた理由です。

そのことは、大したことではないようでしたが、松陰はそのときに、幕府の姿勢を厳しく批判してやろうと思っていました。
しかし、その間を与えそうな気配がなかったので、急遽、激しい言葉で、自分は死罪に値することを二つやっていると、言ったそうです。
その一つが、老中の間部を殺そうとしたこと。もう一つは幕府を倒すために京都の大原三位に手紙を書いたこと。と述べたそうです。

結果は、遠島という結論になったそうですが、井伊直弼が死罪にしてしまったということです。
その辺は、松陰も読み違えていたようです。

私は、以上のことを初めて知りました。
実は、司馬遼太郎の「世に棲む日々」を学生時代に読んだのですが、そこに書いてあったのでしょうか。
それを忘れてしまいました。だから、今回この本を読んで、初めて知ったような新鮮な感動で読みました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする