絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

石膏デッサン

2012-09-28 | デッサン会
デッサン会では、月に4回の勉強会がありますが、その内の2回が石膏デッサンです。

石膏が描けたら、静物はほとんどどんなものでも描ける気がします。
このESさんは、ランプのある静物や木材の積んだ物などを描いていますが、あれだけリアルに描ける力があっても
石膏デッサンになると、まだランプや木材を描くほどの力がありません。
それだけ、石膏デッサンは難しいということです。

そこで私は、石膏の写真を撮って、それを写すことを勧めました。

それが、これです。


これは闘士という石膏像です。
カルトンで、木炭紙で描いていましたが、どうもうまくいかないので、この方法をやってくださいと言いました。
これは、大きい作品を作る時に、拡大するための方法ですが、写真と見比べて、何丁目何番地という枠で考えて行く方法です。
全体を考えないで、部分の一コマ一コマで考えます。この枠が細かければ細かいほど、正確に写すことができます。

デスケールという構図を見るための道具もありますが、考え方は一緒です。
デスケールの場合は実物を見るために使いますが、これは写真なので、動かないから尚やりやすいです。

私が教員をしていた時代、入学したばかりの一年生にやらせたことです。
これをやってから、実物の石膏デッサンに入りました。

今の問題点は、以下の4つです。

1、左右の眼の大きさが違う。
2、鼻は正面と側面を考えて、三つの面に分ける。
3、のどの部分の反射光が明るすぎる。
4、下側の面をもっと暗くする。

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今日のデッサン

2012-09-27 | 私の絵
今日のデッサン会で描いた私のデッサンです。
50分です。鉛筆です。



描き終わっての反省は、腰の辺りの大きさを確認できなかったことです。
やや小さく感じます。左右のバランスを見ながら、進めないといけないと思いました。
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金屋の雪 60号アクリル

2012-09-27 | 私の絵
色塗りに入りました。



まず、鉛筆の線をアクリル絵の具でなぞるように、色のデッサンをしました。
それから、雪の白と空の色を塗りました。
一度塗りでは甘いので、二度塗りをしました。
空の色は、完成するくらいまで塗り込んで、それ以降は触れないつもりで描きたいと思っています。
枝の間の空を後から塗ると、斑ができてピタッとしたいい感じになりません。
本来は、空を塗ってから枝を描くのですが、それだと空の色が乾くのを待たなければなりません。また、空が完成してから鉛筆で描くわけですが、縦横の線を引いて拡大することができませんから、完全にフリーハンドで完璧なデッサンをしなければなりません。
それが大変なので、今回は枝を絵の具で描いてから空を塗りました。
大きな太い枝だけでも残るように考えました。細かい細い枝は空の色につぶれてもいいと思いました。
しかし、やはり、空を均一に塗るには、枝が邪魔です。
どうしても、枝の周りを塗るときに、離れだ部分が明度の差が生じます。

絵具をおわんに入れて、たっぷり作って塗りましたが、それでも必要な分を一度に作れず、何度もつくるので、その都度微妙な差ができてしまします。

却って斑があった方が絵画としていいかなどと、妥協のような言い訳をしたりして、自分の都合のいいように解釈してやりました。
初めの考えと違うものが登場するのも絵画制作の利点です。そこからいろいろな道が開けます。



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マスカレードホテル

2012-09-27 | 読書
マスカレードホテルを読み終えました。
東野圭吾さんの小説です。

図書館にある東野さんの本を全部読んでみようと思って、挑戦しています。
あと、4冊かな?貸し出されていて、戻って来るものがあるので、まだ見ていない本もあるかもしれませんが、結構読めたかなと思っています。



4つの事件、いかにも連続殺人事件のように見せかけて、実はそうではない。
4つ目は阻止しようと警察が事件が起こると予想されるホテルに潜入する。
ホテルマンになりすます刑事、指導役の女性。
様々な怪しい客への対応。
ホテルマンとしての常識などが学べて事件とは関係ない部分でも楽しめます。

ーーーーーーーーーー
私が教員時代、美術部の生徒たちにしていたのは、このような身だしなみや心の在り方などでした。絵よりもその方が多かったかもしれません。ハートの教育です。

当時の校長先生もそのようなお話をよくしてくれました。そのお話の中に、ホテルマンの話もありました。

「これはなんだ?」 「湯垢でございます。」「なに?  申し訳ございません、すぐにお取替えいたしますとなぜ直ぐに言えないんだ!」
という話を覚えています。

ホテルの社長が我が校の校長と食事会をしていての一コマです。
お湯割りを頼んだら、その中に湯垢が入ってしまったのでしょう。
「これはなんだ?」に対する答えは、「それはなになにです」がテストでは正解です。
しかし、ホテルでは、「申し訳ございません、すぐにお取替えいたします」が正解なのです。
湯垢は別に飲んでも問題はありませんが、お客様に出すときには、ない方がいいでしょう。自分ではわかっていても、飲む側は何か異物が入っていると感じます。それに気づく目配りと気配り。

こんな話もとても参考になりました。

ホテルのこうした体験談をもっと読みたいなあと思いました。



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リチャードクレイダーマン ベスト

2012-09-26 | いろいろ
図書館で、「リチャードクレイダーマン・ベスト」を借りて来ました。

児玉の図書館にはなくて取り寄せていただきました。
先日借りた物も同様に取り寄せてもらったものですが、リチャードクレイダーマンなら「渚のアデリーヌ」は必ず入っているものだと思いこんでいました。
勝手な思い込みでした。それで、ベストならあるだろうと思って、注文しました。
やはり、代表曲らしく、いの一番に入っていました。


ーーーーーーー
実は、私が教員になったばかりの頃、学校にはこの曲が流れていました。
当時の副校長先生がこの曲が大好きで、毎朝前庭で流れていました。
学校の前庭は、植え込みの間にスピーカーが設置されていて、そこで音楽が流れるのです。登校する生徒たちは、この曲に迎えられるかのように聴きながら教室に入って行きました。
女子高校でしたから、雰囲気としては、お嬢様学校のようなものを作ろうとしていたようです。礼儀作法の授業があり、校門では後者に向かって一礼をして入ります。
スポーツ選手がグランドに向かって例をして入るようなものです。

30年前の話ですが、懐かしいですね。

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