sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

完全燃焼@三宅島キッズサマースクールvol.4

2011年08月28日 | ネイチャーガイド


楽しい時間はあっという間に過ぎてゆき・・・いよいよサマースクール最終日。

自然ガイドでもある、島で生まれ育ったNさんから古きよき三宅島のお話を聞きました。

昔は食べるものがあまりなく、みんな常におなかをすかせていた頃はイタドリの茎を
食べていたり、シイの実を蒸かして食べたり、定期船は7・17・27日にしか就航せず、
竹芝から出船した船が悪海況で大島に2週間も足止めをくらっていた時代があったり・・・

よくも悪くもあるこの不便さが、意外にも自然とうまく共生していた時代だったお話が
現代っ子には貴重な話となったようでした。

その後は恒例の家族や大好きな人たちへの便りを書く時間。
みんなと同じ船に乗せたくて、一生懸命書きました。もう手元にとどいたよね?!
あの時、あの瞬間に感じたこと思ったことを書き留めたはがき。

都会に戻って改めて読んだらどう感じるんだろう??なんて思って見守ってました。
必ず、心に響くものがあったはず!!!!そう信じてます^^

そして、いよいよ発表が迫ってきました!!

黄緑チームはさすが、前夜のうちに完成させていたようで、だれがどこを話すかを決めただけ。
楽勝でした^^

紫チームもステキなアカコッコちゃんが完成しつつあり、リーダーの指導のもとラストスパート。

オレンジチームはなぜかマイペース。みんなほんとにちゃんと発表できるかな・・・。
早く完成できたチームから発表の順位決定権を与えることに・・・。

というわけで、最後まで取り掛かっていたオレンジチームが最初に発表することになりました。

三宅島の植物は葉っぱが巨大化するという一つ理由を突き詰めて、なぜかを
解いていきました。

内地のガクアジサイの葉っぱやラセイタタマアジサイの葉っぱの実寸大の葉っぱの
大きさを紹介してくれました。確かに倍ぐらいあるアジサイの葉っぱ。
その理由は、都内に比べて降水量が2倍ほどある温暖多湿な気候に隠されていました。

葉っぱが成長するために必要なものは・・・水・・・光合成・・・
それらのバランスが関係するのです!!(詳しくは子供たちから聞いて下さいね!)

そして、楽勝だった黄緑チームは2番手を選択。
溶岩について調べたことを、逆にクイズ形式で私たちに披露してくれました。
三宅島の溶岩は玄武岩溶岩。吹き上がる温度は何度?(1000℃から1100℃)
三宅島では見ることができないが、薄く縄状に紋様をつくる玄武岩溶岩を何と言う??
(正解はパホイホイ溶岩、ちなみに三宅島の玄武岩はアア溶岩)
溶岩地帯で力強く芽を吹くパイオニア植物は??など・・・よく調べたなーと感心しました!!

絵がとても印象的で、平野村長も溶岩が吹き上がる温度は知らなかったと絶賛!!

大トリは紫チームです!
国の天然記念物でもあり、世界中でも伊豆諸島南部とトカラ列島でしか観察することが
できないアカコッコのマメ知識を披露してくれました。

そして、前夜に男子が部屋から出てこなかった理由・・・

女子の司会で明らかに!!
「では、5匹の〇〇コッコ、〇〇コッコ、〇〇コッコ、〇〇コッコ、〇〇コッコに登場して
もらいどんな風に鳴くのか鳴いてもらいましょう!!」(〇〇には名前が入る)

前夜にみんなで部屋で出し物を考えていたようですよ^^
画像は1度失敗し、もう一回やらせてーと女子に訴えかけているシーンです(笑)
とっても可愛いRコッコ、Nコッコ、Hコッコ、Nコッコ、Kコッコでした!!!


かなりウルウルときちゃいヤバかったですが、必死でこらえました^^;
みんなの発表に感動しながら、笑いありでとってもよい発表会でした!! 

 

どのチームも100点満点あげ~る!!!!

 

つづく・・・




  いつもありがとうございます☆
   ↑
ランキングに登録していますワンクリックお願いします

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

完全燃焼@三宅島キッズサマースクール vol.3

2011年08月28日 | ネイチャーガイド

みっちりフィッシュウォッチングを楽しんだあとは、すぐ横にある錆が浜でビーチコーミング。 

自然に還るもの、そうじゃないものをくまなく浜を探しながらみんなで拾ったものを共有。
貝殻やイカの甲羅、サンゴの死骸、ゴムくず、手ぐすなど・・・様々なものが落ちていました。

これによって、近海に暮らす海鳥やウミガメ、イルカたちを死に追いやってしまう現実が
あることを紹介しました。
みんなにとっては衝撃的な事実でしたが、そんな野生生物を増やさないためにも、
みんなの身近でどんなことができるかを考えてもらうきっかけになりました。

ビーチコーミング後はキャンプ場にてBBQ~(^^)v

実行委員長のKちゃんがハチビキ(島では赤サバ)とメダイの姿造りの差し入れが!!
あっという間になくなっていくお造り。さらに、このハチビキくんは子供たちによって
観察するだけでなく、骨と皮だけに解剖されてしまい、余すことなく完食となりました^^;

そして、食後は三宅島の伝統芸能の1つ阿古青年団による「獅子舞」が登場!!
獅子に頭を噛んでもらうと、その年が健康でご利益があるとのことで、全員の頭を
獅子に噛んでもらいました。


三宅島での最後の夜は各チームに分かれて出されていたミッションについてまとめる。
それぞれが調べたことを模造紙にまとめつつ最終日の発表に向けて完成させていきます!! 

黄緑チームは大きな絵をもとに学んだことをいち早くまとめていきました。
初日に比べて、共同作業があると男女がちゃんと混ざってチームワークがよくなっていました。

紫チームはアカコッコについてをまとめます。大きなアカコッコの絵がとても印象的でした。
女子がアカコッコの絵を書き、色をぬって完成させていきます。
男子はというと・・・?なかなか部屋から出てこない・・・なぜ???

その理由は最終日の発表で明らかになりました^^

オレンジチームは葉っぱについてをまとめます。
このチームはとにかく色んな作業があり、調べる内容も一番多かった。
女子はリーフという真ん中の字を書いてからなかなか進みましぇん^^;

個人的にはこのお題を出してしまって大丈夫だったかしら??と心配していましたが、
リーダーたちには課題の落としどころをきっちりと伝えてあったので、それをちゃんと
リードしながら忠実に伝えてくれていました。
結果、本番では素晴らしい出来になっていましたよ!!

 

前夜の仕上がり具合から、それはそれは感無量で今にも泣きそうになっていた私・・・。
子供たちの可能性と成長にわが子のような愛おしさが溢れてきて・・・

こりゃ~発表会では絶対泣くーって思いながらラストナイトを過ごしました・・・

さて、最終日の発表はどうなったのか????

乞うご期待!!

 

 

つづく・・・




  いつもありがとうございます☆
   ↑
ランキングに登録していますワンクリックお願いします

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

完全燃焼@三宅島キッズサマースクール vol.2

2011年08月28日 | ネイチャーガイド


そして、オレンジチームのミッションは「三宅島の葉っぱ」についてをリサーチ。

代表的なのが、ラセイタタマアジサイの葉っぱ。
伊豆諸島の植物は内地と同種でも葉っぱが巨大化する植物が多く見られるため、
レンジャーからヒントをもらったり、実際に葉っぱを計測してみたり・・・。

アカコッコ館入館後は視聴覚棟にてレンジャーのお仕事についてのレクチャー。
レンジャーってどんなお仕事をしているのか??お話をききました。

自然を守る、自然を伝える、自然を管理する・・・など教えて頂きました。

そして、その後は自然ガイドでもあるAさんから、実際にあった御蔵島周辺に暮らすとある
イルカのお話の絵本「イルカのKちゃん」の朗読をききました。

人が出すゴミによって、死に至ってしまった仔イルカと母イルカのお話、日常生活の中で
できる自然に優しい暮らしを見つめるきっかけになりました。

アカコッコ館の観察コーナーでは生アカコッコを見れた子もいて、とてもラッキーでした^^
大路池散策後はクールダウンのため伊豆緑産の「明日葉アイス」をみんなで頂きました。
三宅島産明日葉粉末を使用した明日葉アイス、みんなで美味しく頂けました^^

そして場所を移し、お次は昭和58年の溶岩流を見ることがでいる旧阿古小中学校跡
火山遊歩道へ・・・
ここでもガイドさんから当時の噴火の様子やこの溶岩流の下に実家がある島出身の
ガイドさんからも当時の様子を聞くことができました。

黄緑チームのミッションは「溶岩」だったので、ここで玄武岩について詳しくリサーチ。
みんななかなか聞くことのないコアな用語を学んだり、大収穫でした!!

そして、その後は土方海岸潮溜まりでフィッシュウォッチング~
すみません・・こちらもプログラムを行っていたため画像なしです・・・^^;
前日のフィッシュウォッチングとはまた違った魚やレア種も観察することができました^^

 

 

つづく・・・




  いつもありがとうございます☆
   ↑
ランキングに登録していますワンクリックお願いします

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする