sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

体験入学

2006年05月29日 | 日記

昨日は体験入学でした。
お題は学生達による「イルカアシカ教室」&「トレーナーのお仕事【ドルフィンスイム編】」の
2本立てでした。
ほぼ毎週末、色んな授業を体験したり水族館へ行ったりと校外へ出向くものが
あるのですが、今回は学校での授業です。
リピーターの高校生も来校していてとても楽しい体験入学でした。
はじめに、学生が自分達が学校で習った事を高校生達にお話するのですが、
今日は「ショーの裏側」と題してトレーニングの事を紹介してくれました。

イルカとクジラの違いや体の仕組みについて、ショーで行われている芸は
どうやって作られているのかなど一生懸命、身振り手振りで説明してくれていました。

画像は「シェイピングゲーム」の模様です。
このように、人前で堂々と喋る事に慣れていく為にも毎週休みを返上し学校に来て
高校生に話をしています。業界へ就職すればショーでナレーションを行ったり、
解説員やガイドとしてお客さんの前に立たなければならない為、今から訓練しています。

彼らも研修と座学と就職活動の両立の中で大変ですが自分達が高校生だった時、
体験入学で先輩達にやってもらったように後輩達へと引き継がれていくのです。
 その後は飼育下と野生下のドルフィンスイムについての話をしたのですが、しっかりと
人の目を見て真剣に話を聞き、質問のコーナーでは積極的に質問してくれていました。

いつも思う事ですが、自分の道を自分で切り開いていこうとしている高校生の
熱意には関心させられます。

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教え子の画が・・・。

2006年05月25日 | 鯨類
先日、去年卒業した教え子がまたまた学校に遊びに来ました。
毎週のように卒業生が学校を訪れてくれていてとても嬉しい限りです。
 彼女は在学中から野生の鯨類に興味があり、御蔵島で野生のイルカと
泳いだり、釧路へシャチの調査に行ったりとマイペースに活動を続けていました。
しかし、実際には野生の鯨類に関わる仕事の需要は少なく、回遊する種では
特にオンシーズンとオフシーズンがはっきりと分かれてしまう為、タイミングが
合わなかったり年中鯨類に関わっていく事が難しいのが現状で諦めてしまう子も
少なくはないのです。
 彼女もそのうちの1人だったのですが、在学中から存在感のある容姿とこまめに
相談にきたりしていた事もあり、卒業してからも色んな意味で印象に残る1人でした。
たまたま公私共に親しくしている方からの依頼で、彼女を沖縄県の座間味島へ
送り込む事になったのですが、色んな人脈により彼女は見事自分の目標を叶える
事ができたのです。(人の印象に残る事って大事ですね!)

以前blogでも紹介しましたが、12月半ば~4月半ば頃まで沖縄のケラマ諸島周辺に
北の海から繁殖をしにザトウクジラが南下してくるのですが、そこで彼女はクジラと
人を繋ぐ「ホエールウォッチングガイド」として働く事になりました。
 シーズン中は、ほぼ毎日船に乗ってザトウクジラを撮り続けていたのですが、
この期間に彼女が撮ったザトウクジラの画がなんと!!
沖縄の米軍基地内の weekly 新聞の一面に載ったのです!


(ちなみに、画像のクジラの行動は上:ブリーチ 下:スパイホップと言います)

 その他にも旅行情報誌などでも使用されようで、このように頑張っている
教え子がいる事を誇りに思うと共にこれからも応援していきたい。
シーズンを終えて帰ってきた姿はどことなく大人になったような・・・。
そんな彼女を見て、担任だった先生の頬も少し緩んで見えました。
 Yちゃん、来シーズンもクジラの為にたくさんのゲストの為に頑張ってね!!

 
Photo by:Y.M
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武庫川一文字

2006年05月22日 | fishing

昨日は天気もよく海も穏やかだったので、兵庫県尼崎市にある武庫川の沖にある
防波堤(一文字)へ渡船で渡って、スルメイカ釣りに行ってきました。

去年から行き始めた場所なのですが、この釣りもなかなかおもしろい。

武庫川岸から渡船で5分程沖に出ると一文字がありそこに渡してもらいます。
利用している渡船は「斉藤渡船」で女性にはトイレの有無が心配になりますが、
トイレは船内にありその渡船は30分~1時間おきに客を乗せに来るのでその都度、
船内にあるトイレを利用できるので安心です。

去年は湧いていたようで、この時期でも1日で多い人で80杯~100杯が
簡単に釣れるほどの爆釣具合だったのに対し、今年は水温も低くそれに伴って
イカの成長も遅いようです。

例年では、この時期15cm~20cmあるのにまだ10cm前後・・・。

午後から半夜にかけて釣っていましたが、8cmほどのカワイイものが2杯だけ・・・。

さすがに小さすぎてあたりも感じず、巻いてきたら付いてたという状態でした(笑)
ハネのあたりも全くなく・・・。まわりでも全く釣れていませんでした。

たくさん釣れた人で15杯~20杯だそうで、あたりや引き具合を楽しめるにはもう少し先のようです。

しかし、昨日は風もなく凪だったのでボーッと海を眺めているだけでもリフレッシュできて
とても気持ちよかったです♪

 

斉藤渡船 http://www.muko1.com/index.html

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ビーチにたどり着いていたもの

2006年05月20日 | 鯨類
今回の三宅島滞在中にこんなものが島のビーチに辿り着いていました。
なんと!!!これなんです!!!



既に白骨化してしまっていましたが、クジラだったんです。
イルカやクジラが岸にのし上がったり、漂着したりする事を
ストランディングというのですが、私達が行く数日前には
腐敗した肉片などもあったそうです。
 (今回のストランディングデーターは既に財団法人鯨類研究所に報告済み)
臓器だと思われる組織や脂肪などがあったものの、クジラ自体が
白骨化してしまっていたので、外部形態で種を判別する事は難しいが、
表皮や肉片があればそれをサンプルとして鯨類研究所に送り、
DNAによって種を同定する事ができます。
どうにかサンプルを採取したかったのですが、送る為の容器などを
何も持ち合わせていなかった事と、腐敗していて異臭がひどかった為
できませんでした。 しかし、島のMさんが私達が行く2日程前にこれを
浜で拾ったそうです。 

 

これ何だと思いますか?上部が1/3程磨耗していますが、
クジラの歯なんです。
脊椎骨の大きさとこの歯から推測して、今回浜に辿り着いた
クジラは 「マッコウクジラ」だと思われます。

 

このクジラは下あごにしか歯が生えていないのですが、
大きいものだと15cm~20cmにもなる円すい形の歯が特徴です。

2000年の冬にも三宅島の坪田港沖で漂流しているマッコウクジラを
船で観察しに行ったのですが、その時は何者かに食べられた跡があり
口の周りから流血し異臭が漂っていました。
(生々くてすみません。画像はさらに生々しいので載せないでおきます)
10m弱ものマッコウクジラの背中には海鳥が数羽のっていて休息して
いたのですが海の生態系で高等動物であるクジラも死んでしまっては、
海鳥たちにとっての単なる孤島にしかすぎないという光景を見ていたら、
弱肉強食という自然の厳しさをリアルに感じてしまいました。
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またまた

2006年05月17日 | 
午後からお友達の家に遊びに行くので、朝から「黒糖プリン」を作ってみました。



今日もおいしくできあがりました。
意外にも焼き菓子より簡単にできるので、興味のある方はぜひ作ってみて下さい!

レシピはブログ内で紹介しています。
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