sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

オンリーワンで内定

2012年02月29日 | いきものたち

そして、後半は柊雅実さんの研究結果報告を清聴しました。

彼は、噴火によって土壌に暮らす生物がどのような影響受けたのかをの調査研究を
行ってきました。

被害が大きかった場所で暮らす土壌生物も種類によって回復が早い種類とそうでない
種類がいたり、森の中でよく見かけるジョロウグモも荒れた土地に暮らすほうが大きかった
ことがわかったり・・・
今後も継続した調査研究が必要だが、勉強のしたことがない分野の生きもののお話は
とても興味深かったです。

sugger個人的には、「成長したな~」と母心のような気持ちで見守ってしまいました^^

実は彼・・・
3年前に三宅島へ来ていたのですが、アカコッコ館の奥の棟で寝泊りしならが島内を自転車で
走り回りながら研究するという風変わりなスタイルだったので、とても印象深かったんです。

ちょこちょことお会いする機会があり、どんな研究で島に来たのか?とか色々話をすると
最初は「土を採集し、土壌の生物とコオロギの研究で・・・」な~んて話で。
「何?コオロギ???またなぜに??」と正直ちょっと変わっている子だな~なんて思っていて(笑)

そして、また翌年に偶然再会し、「その後研究は捗っているかな?頑張ってね!研究結果が
うまくまとまったら、是非アカコッコ館ででも調査報告してね、楽しみにしてます」なんて声を
かけたり・・・

あれから早や3年・・・。

3年前にちらっと話していたことが現実になりました^^嬉しい出会いです!!
調査研究の結果を島で暮らす高校生たちにも紹介してくれ、立派になってましたよ。

そんな彼、この春からは女子中高の理科の先生になるのだそうな!!
どうして内定を頂けたの?と聞くと、「この変った研究(昆虫などの研究)が目に留まり声を
かけて頂きました」と。

まさに、ナンバーワンではなくオンリーワンで勝ち取った社会人への切符ですね。
これらの研究の成果を後輩へと繋ぎ、自身も継続して追っていって欲しいなと思いました。

 

suggerもナンバーワンではなく、オンリーワンを目指して日々精進して行きたいナ。




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オカダトカゲ復活大作戦!!

2012年02月27日 | ネイチャーガイド

昨日は午前中は「三宅島大学」の講座、午後から自然関係に関わる人対象に
行われた「三宅島自然セミナー」の受講。

三宅島をフィールドとして研究を行っている研究者の方々の調査報告や研究から
分かったことなどを2時間に渡って紹介して頂きましたが、とても興味深かったです^^

今回、自然ガイド「キュルル」やふれあい友の会、三宅高校の学生たちを対象に講義して
下さったのは、長谷川雅美先生(左)と先生の教え子の柊雅実くん(右)

島のオカダトカゲを30年ほど前から研究してこられ、先日お亡くなりになられた
わくわく動物ランドなどのメディアで爬虫類を身近に感じさせてくださった千石正一先生の
お弟子さんのような存在である長谷川先生。

とにかく爬虫類が大好きで、オカダトカゲに魅せられたそうな。
そして、古きよき三宅島にはたくさんのオカダトカゲが生息していたそうですが、
学生の頃に三宅島でオカダトカゲを見てこの研究を始められたとか。

これがオカダトカゲです。(Tさん撮影)

「ここが僕にとってのスタート地点なんです」と長谷川先生。とても熱いお方です!

さて本題ですが、そんなオカダトカゲも今となっては島内でほとんど見かけることがなくなった。
伊豆諸島のほかの島でも、やはりイタチの導入によって数が減っていて、今では八丈小島
ぐらいでしか普通に見ることができないそうです。

三宅島での生息数減少の理由がいくつかあるので、ちょこっとご紹介。

◆ニホンイタチの導入により、強力な捕食圧にさらされている。
◆ヒキガエルの導入により、餌生物の競合が増えた。
◆噴火により、生息地の消失   など・・・

これらの要因によって、生息数が激減。
目撃されている場所も限られていて、溶岩で作った昔ながらの石垣があるような
場所では比較的多く見られるが、それ以外の地域などでは皆目・・・。


そんなオカダトカゲの現状から、希少種となった在来種でもあるオカダトカゲを 
残していくには?どのような対策を考えていけばよいのかを考察して下さいました。
方法はプロジェクトが本格的に始動すれば、またご紹介したいと思います!

個人的には興味深いことがみんなでできるのではないか?と意欲が沸いています♪♪
色んな立場やスキルの方々と連携して、島で暮らす生き物たちと共生できるような活動が
できればいいなと思います。

そして、次に発表してくれた柊くんの研究発表もおもしろかった。

つづく・・・




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今日はあの流罪となった歌舞伎役者の命日

2012年02月26日 | イベント

今日は講義のダブルヘッダー。

まず、午前中は三宅島大学の講座「史跡と文化を知ろう」を受講してきました。
午後はアカコッコ館で三宅島自然セミナーへ。(これまた超興味津々でした!レポはのちほど)

去年はなんだかんだ忙しくて参加することができなかったが、初めて受講しました^^

本日の講師はキュルルでもお世話になっている窪寺昇先生。
今回が第2弾で、阿古地区と伊ヶ谷地区の神社や文化財、伝承などのお話。

興味深いお話やはっきり知らなかったことの謎が解けたり・・・ガイドにも活かせる
お話をたくさん聞くことができました。

 

そして・・・偶然にも!!

 

今日は三宅島に流罪で島流しになった生島新五郎氏の命日

大奥最大のスキャンダルとも言われた、「絵島(江島)生島事件」の張本人。
御年寄の絵島と歌舞伎役者の生島新五郎がそれぞれ流罪となった事件。
(一説では大奥の2大勢力の一方である天英院の陰謀かともいわれてるが・・・)

生島新五郎は三宅島へ島流しとなりました。(絵島は長野県の高遠へ事実上の流罪) 
その後は伊ヶ谷地区で63歳まで余生過ごし、遠方へ行ってしまった絵島を思いながら?
生涯を三宅島で終えられました。

窪寺先生からこのお話を聞いて、ちょっと鳥肌が立ちました。。。


今頃、新五郎さんはあの世で絵島さんと一緒に過ごしてらっしゃるのかな~?

 

その他、江戸時代は5ヶ村のどの地区の人口が多かったかとか、有名な伝説ですが
三宅島にヘビがいないお話など・・・あっという間の2時間でした。
今後も第3弾があるようなので、みなさんチェケラー

 

三宅島大学
http://www.miyakejima-university.jp/




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人のものをたくさん見てうまくなる。

2012年02月25日 | 島暮らし

今日は映像倶楽部の定例会。

今月は初午祭での撮影会があったが、suggerはまかない班のお手伝いで参加でき
なかったので、みなさんの写真を見せてもらった。
今日はcameraや写真に関する話だけでなく、昔の三宅島の話なども聞かせてもらえ、
ガイドに活かせる話も多くとても勉強になった。

モニター持参で、今月それぞれが撮った写真を見せて共有しています。
suggerはまだまだ未熟なので、写真も見てもらいアドバイスなどを頂いて知識も技術も
豊富な上級者のみなさんから勉強させてもらってます。

この倶楽部の主旨は「三宅島の時代の流れを記録し、次世代へ残す」こと。

今日はHくんが自分の好きなアーティストの写真集を持ってきてくれた。
キューバのフォトグラファーのもので、すごく勉強になる。
ヌードもありなので、ちょっと刺激的なんだけど・・・^^;すごい。。。
カラーもモノクロも斬新なものばかり。技術もセンスも脱帽です。

色んな人が撮る写真をたくさん見たほうが上達するよとアドバイス頂いた。
人物ってすごく難しいのだけど、チャレンジしてみたいナ!!

にしても、ローライフレックスのフィルムcameraで撮影してみたいな~。
Aさん、もし買ったらぜひ貸して下さい(笑)


そんなこんなで、今日も充実した1日でした^^




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火の山を登ろう!!

2012年02月23日 | イベント

昨日は朝から火の山ウォーキング実行委員会会議。のちキュルルの定例ミーティング。

実行委員会会議では、先週の下見実登の報告と当日の様々な協議を行ったが、
かなり詰めることができた。あともう少し!!
しかも、みんなかなり熱い思いを持っているので、内容の濃いミーティングになった。

去年は震災直後だったため、自粛でこのイベントが中止になってしまったが、
地味なイベントながら、ポテンシャルは高いと個人的には思う。
例えば、トレッキングだけでなく、整備や様々な問題が解決すればトレイルランが
できるようになるとか、火口へも行くことができる日が来るとか・・・
(現在は環状林道より上は立ち入り禁止区域になっています)

それに向けての素材収集や林道や村道などを利用する実績が残せれば
色んな可能性が広がるのではないかと思います。

なので、今年はぜひとも天候や海況にも恵まれて行いたいな~。


【第三回三宅島火の山ウォーキング】3月17日(土)開催!!

お申込は三宅島観光協会まで。(〆切りは3/10まで)
http://www.miyakejima.gr.jp/gaiyou.html

 

たくさんのご参加をお待ちしております♪♪




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